8月27日()、星宝塚バウホール公演ランスロットを11時公演、14時30分公演の2回を観劇しました。


アーサー王伝説は、適度に頭に入れていったのですが、円卓の騎士などの知識があれば楽しめるかなと思いました。


舞台を観ていて最初に気になったのが舞台装置というかセット。何だかどこかで見たことがあると思ったら、ヴァレンチノの舞台装置にそっくりで、舞台転換も装置を幕代わりにしていました。そういえば、ヴァレンチノのシアター・ドラマシティ公演の演出助手が、ランスロットの演出の生田先生だったのですよね。ヴァレンチノでは、四角というか台形の八百屋のような台が、ランスロットでは円形になっていました。円卓にも使われていたので、円形なんだぁと思いました。


円卓の騎士の名前をきちんと把握していなかったので、舞台を観ながら一人ひとりをチェックしようと思ったのですが、2回しか観劇していないと難しかったあせるだって、メイちゃんの執事で覚えた下級生がたくさん出ていたのです!


1幕のお話が話があちこち広がっていて、しかも時間も2幕より長くて、私は途中でちょっと話しに疲れてしまいました。もっとモルゴース、モルガン母娘をダークな役割にするように1幕でしっかり伏線を張ったら良かったのではないかと思います。モルドレッドが登場したあたりから俄然話が面白くなったのですが、反面モルゴース、モルガンが影が薄くなり、ダークでなくなってしまった…生田先生がアーサー王伝説の登場人物をいっぱい登場させようと意気込んだのはいいけれど、話が散漫になってしまったという感じです。(生田先生のお芝居を初めて観るので、期待が大きすぎたのかもしれないけれど…)


主な役の方、印象に残った方の一言感想を書きます。


ランスロット役真風さん。甲冑姿がやはり舞台映えします。舞台姿は男らしいのに、カーテンコールでの挨拶が何だか素に戻ってしまう感じで、そういうギャップがファンには堪らないんだろうなと微笑ましく思いました。仮面ライダーのような黒燕尾もキッチリ着こなしていました。(ところで、あの黒燕尾はありなのでしょうか!?早乙女さんの白いドレスにも付いていてビックリしましたDASH!


グウィネビア役の早乙女わかばさん。ドレス姿が美しい。でも、お化粧が泣き顔のように見えてしまったのが残念です。たぶん眉の書き方が上手くいっていないのだと思います。鏡を見て眉を上手く書いたと思っても、遠目で見ると全然駄目だということが私も良くあるので、舞台化粧ならもっと難しいのはないかと思います。あと、デュエットダンスでのドレスの裾サバキももっと頑張ってと思いました。


ヴィヴィアン役美穗さん。美しき生涯の東京宝塚劇場公演千秋楽からランスロット初日まで中18日間。でも、さすがでした。湖の女神役なので、アイメイクやアクセサリーがブルーなのが印象的でした。


ヨセフ役美稀さん。舞台に出てくるだけで、空気がピーンと張り詰めた感じがして、さすが聖杯の守護者のです。


モルゴース役の花愛さん、歌ウマさんだと思っていたのですが、歌を選ぶ人なのかな。ちょっと物足らなかったです。


レオデグランス役の碧海さんとマーリン役の如月さん。この出演者の中だとこういう老け役になるんですね。私の中では89期生はまだまだ下級生のイメージだったので、ちょっとビックリしました。


アーサー役の天寿さん。バウホール公演での2番手。すべてに安定感があります。カーテンコールでの黒燕尾のダンスがとてもクサくて、今年2月の中日劇場公演でのル・ポァゾン愛の媚薬Ⅱのアダムとイブのダンスを今更ながら観ることが叶わなかったことが残念です。(怪我をされた翌日の観劇だったのです。新幹線の中で休演を知りました。)


モルガン役の夢妃さん。花愛さんとお二人でメイクに凝られていて、なかなかでしたが、そのメイクのままで夢妃さんが村人などで出ていらっしゃるので、見つけるのを楽しんじゃいました。


モルドレッド役の芹香さん。ダークな役をされていたからか、カツラやメイクなどの雰囲気似ていたのか、麻路さきさんに似ていると思いました。そして、1幕での衝撃の役クマ!!!


ガウェイン役の麻央さん。こういう衣装が映える身体の大きさだと思いました。新人公演で主演をしたからなのかもしれませんが、以前よりもお芝居にも身体にも芯が出来たように思います。


円卓の騎士では、ボールス役の汐月しゅうさん、ケイ役の千寿はるさんが目立つ良い役でした。そして、最初なかなか名前が分からなくて悩みながら観ていた方が、パラメデス役の夏樹れいさん。夢乃聖夏さんに似ていて、でも私はこの生徒さんを知っているのに…と思っていたときに「あっ、泉さま(メイちゃんの執事での役名)だ!」とすっきりして観ることができました。セリフにあったので、パラメデスはどこの国の人かと思い、あとから調べてサラセン人なので、黒塗りにしていること、剣が他の人と違うことが分かりました。


剣と言えば、ランスロットの剣が、プログラムの生田先生の挨拶文のところに劇団☆新感線のインディ高橋氏がデザイン・制作をされたとあったので注目して観たのですが、本当に細かいところまで装飾があって素敵でした。本当ならアーサー王が持っているエクスカリバーの方が立派なのかもしれませんが…


Revo氏が作曲された主題歌は、思っていたよりも宝塚チックな仕上がりでした。この舞台以外のところでも歌ってもらえるといいなぁと思います。


真夏にふさわしい、若い星組生が熱く作り上げた舞台だったと思います。