こんばんは。
NPO 法人日本メディカルアロマテラピー協会の浅野めぐみです。
今日で10月も終わり。
晩秋ですね。
仙台の街の中も、葉っぱが赤や黄色に色づいてきて、新緑の季節とはまた違った姿で楽しませてもらってます。
日本は、春夏秋冬の景色を味わうことができて、素晴らしいですよね。
さて今日は「もみじ」のお話。
「もみじ」って、今ではもみじの木そのものを表す名詞なんですけど、その昔は葉っぱが紅葉すること自体を表す「もみず」って動詞だったんだそうです。
使い方としては「葉っぱがもみじいてきたね~」なんて使ってたそうです。
そしてもみずの語源は、揉み出ず。
揉んで出るって言う字を書きます。
昔は今みたいに染料なんかがなかったので、染物をするときなんかは、植物をもみもみして色を揉みだしていました。
紅花なんかは、揉めば揉むほど鮮やかな色が出てくるんですって。
植物ってすごいですね。
その染物の手順になぞらえて、大昔の人たちは木々の葉っぱが赤や黄色に色づくことを、神様が葉っぱをもみもみして内部の色を揉みだしているって想像したようです。
だから、もみず。
なるほど、神様が葉っぱをもみもみ。笑
そう考えると秋は神様たち大忙しですね。
あっちでモミモミ、こっちでモミモミ。
全国各地で染物大会です。
そんな目で紅葉を眺めてたら、なんだかすごくありがたくって、でも、ちょっとおかしくて。
時々、特別に美しく色づいた葉っぱを見かけたりすると、
神様の染物、大成功!?って思ったり、ちょっとほっこりします。
紅葉の名所には、染物の名手のような神様がいたりするんでしょうかね。
和の言葉って奥が深いです。
そして昔の人達の生きる知恵とか、優しさ、ユーモアがあって、日本人でよかったなぁと感じます。
明日の朝、紅葉を見たらちょっと想像してみてください。
神様の手で大事に染めてもらった木々たちの姿を。
それでは今日も一日お疲れ様でした。
おやすみなさい♪