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家を片付けたいモードに突入。
 
 
 
去年の引っ越しで、総重量は一体何キロあったんだ!?と思うくらい捨てまくったはずなのに、たったの1年で、モノって増えるのね!
 
 
 
増やさないように、増やさないように・・・と厳選してきたつもりなのに、不思議です。笑
 
 
 
昨日は息子と一緒に兜を片付けたついでに、いろいろお片付け。
 
 
 
懐かしい本も出てきちゃって、つい手が止まる。
 
 
 
お片付けあるある。笑
 
 
 
引っ越しと、この前の断捨離で、泣く泣くたくさん手放した絵本。
 
 
 
でも、どうしても捨てることのできない思い入れの強い本だけ手元に残していました。
 
 
 
「あ」は、息子が大好きだった本。
 
 
 
針金のちっちゃい人が、家庭内にあるいろんな道具(ケトルとか耳かきとか、ジッパーとか)」と戯れるだけの、写真メインの本で、物語はないの。
 
 
 
文字のないページもあるし、1ページに一言だけというページも。
 
 
 
あっという間に読み終わるので、私としては、どう読み聞かせていいのか難しい本だったのね。
 
 
 
この本の絵を見ながら、息子と対話すればいいんだ✨って気付いたのは、何度も何度も読んでからだったなぁ。
 
 
遊び発達インストラクターの資格を取得したときに、これこそが、絵を見て親子でイマジネーションを膨らませて、対話しながら本を読む、対話読み聞かせだったんだ~と知ったけども、当時は、本と言えばストーリーあってこそと思い込んでいた私なので、難しく感じてたのね。
 
 
 
 
物語が好きな私と、物語には興味を示さなかった息子。
 
 
 
価値観の違いを、選ぶ本で感じたものでした。
 
 
 
 
 
 
子ども達には、本好きな子になってほしい、って勝手にずっと思ってました。
 
 
 
想像の世界で、魔法使いになったり、大昔の世界に行ったり、ミクロの世界にだって入り込んで楽しんでほしいと願って、図書館に足しげく通ったのに、息子の選ぶ本は図鑑とか、不思議な構図のイラストとか、文字のない本ばかり。笑
 
 
 
 
小学校に入学してから、音読カードってあるじゃない?
 
 
 
息子、あれが大っ嫌いだったんだよね。
 
 
 
「ごんぎつねとか読むの、なんにも面白くない。苦痛だ・・・」って言われた時の衝撃と言ったら。笑い泣き
 
 
 
あんなに泣けたごんぎつねの物語を苦痛って・・・この子の感性って、大丈夫!?って本気で心配したっけ。
 
 
 
この子の感性を育てようと、ますます躍起になって読み聞かせ。
 
 
 
毎晩、寝かしつけにハリーポッターの本を、登場人物全部、声色を使い分けて読み聞かせしていた私。
 
 
 
完全なる一人芝居!!笑い泣き
 
 
 
ハリーと一緒に箒に乗って、空を飛ぶ快感を味わって欲しい!!というのは私の勝手な押し付けでした。チュー
 
 
 
 
 
 
そんなこんなを思い出しながら、「あ」を息子に手渡し、「これ、好きだったよね~」と話したら、すごく懐かしそうにページをパラパラめくってました。
 
 
 
そして「そういえばさ、もこもこもことか、ナイフの本も好きだったな~。ナイフがいろんな形に変わるやつ」なんて言うではありませんか。
 
 
 
もこもこもこ、甥っ子ちゃんと姪っ子ちゃんにあげようと、とっといたやつ♪
 
 
 
そしてふしぎなナイフ、私がとっくに処分しちゃった本だ!!
 
 
 
好きだったなんて知らなかった!!ガーン
 
↑ ↑ ↑
画像は福音館書店さんのHPからお借りしました。
 
 
 
ナイフが、現実にはあり得ない、いろんな形に変化するのです。
 
 
 
この本もほとんど文字がないので、当時の私には、これも読み聞かせすることが難しかった。
 
 
 
だから勝手に捨てちゃった本だった~💦
 
 
 
 
 
それが、息子の大好きな本だったなんて。ゲロー
 
 
 
 
そう。
 
 
私の想像力は、とっても幅が狭かったのです。
 
 
 
そして自分が知っている想像力の世界に、本の価値を見出していたけれど。
 
 
 
息子は想像力と創造力、どちらも兼ね備えた世界に、本の価値を見出していたのでした。
 
 
 
 

保育園の頃に気付いてあげられなかったなぁ。
 
 
15年もの時を経て、今わかった事実。
 
 
 
 
息子は私のパラダイムの外側にいました。
 
 
 
「物語が嫌いなんだったら仕方ない」と、ある時点で諦めて良かった。
 
 
 
私の価値観の中に、無理やり入れ続けようとしなくて良かった。
 
 
 
 
 
息子はちゃんと自分の価値観で、デザインを学べる学校へ。
 
 
 
息子の大好きな想像力と創造力を活かせる世界へと向かっています。
 
 
 
 
コロ助騒動が落ち着いたらデザインあ展 に一緒に行こうと思います。
 
 
 
大学で、デザインあの総合ディレクターさんのビデオ授業があった!と喜んでいたので。照れ
 
 
 
 
 
子どもの可能性は、いつだって親が良かれと思って作った枠の外にあり。
 
 
 
親はその枠の中に、子どもを押し込んではならんね。
 
 
 
良かれと思うことは、親にとっての良かれ。
 
 
 
子どもは自分にとっての良かれを自分で探し、自分で出逢う。
 
 
 
息子との、絵本を巡る些細なやり取りから、無口だけど、じっと押し黙った内側に、無限に広がる想像性と創造性を持って、今日も何かを造り続けてることを知った出来事でした。
 
 
 
 
私の子育て、9割終わったようでいて、まだ続いてるんだなぁ。笑
 
 
 
価値観の違いを楽しめたら、子育ては何倍も楽しいね🎵
 
 
 
面白いなぁ✨
 
 
 
 
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました♡