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娘とケンカしてます。
母としての想いが伝わらず。
例えば。
疲れていたけど頑張って早起きして作ったお弁当を、部屋にそのまま数日放置され、腐っていたり。
夕飯を作って待っていたのに、「友達と食べてくるからいらない❗️」と、急で一方的なLINEが来たり。
ヘトヘトなので、LINEマンガ読んでる娘に家事を頼んでも、空返事で一向に動かなかったり。
未熟だったころの私も、こうやって母をイライラさせたこと、何度もあるけど。
娘から同じことをされて、今更ながら母に申し訳なく思ったりしています。
そんなこんなで、数日間、娘と険悪ですが。
それでも必ずしていることがあります。
それは「行ってらっしゃい」と声をかけること。
ケンカ中で返事がなくても、必ず声をかけています。
朝に送り出した家族と、夜もいつも通りに会える保証はない。
行ってらっしゃいを言わずにケンカしたまま送り出し、それが永遠の別れになることもあります。
震災後は特にそう思うようになり、万が一のことがあっても、悔いのないように…という気持ちもあるんですが、それ以上に、御守りとして使っています。
いつだったか、ずいぶん前に読んだ本に「行ってらっしゃい」は、「行って(無事に帰って)らっしゃい」という、御守りの言葉なのだと書いてありました。
古来から日本人は、言霊を大切にしてきた人種だけれど、毎朝何気なく使っていた「行ってらっしゃい」にも、そんな守りの心が込められていることを知り、それからは、私にとって、行ってらっしゃいは魔法の言葉になりました。
だから私は毎朝必ず、家事する手を一旦止めて、玄関まで出て、家族の背中に魔法をかけるのです。
「気をつけて行って(無事に帰って)らっしゃい」と。
そして家族だけじゃなく、友達でも、仕事仲間でも。
誰に対しても、行ってらっしゃいは、御守りの言葉だと思って伝えています。
そう意識するだけで、なにげなくかける言葉が、急に大事な儀式のように思えてきませんか?
悲しい言葉、ネガティブな言葉、必要以上に強い言葉を発するよりも、相手を想う優しい言葉を発していきたいものですね。
娘と一緒に見て感動した虹。
さて、今日は帰宅したら、娘と和解しようかな。笑
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました