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NPO法人日本メディカルアロマテラピー協会
認定スペシャリストの浅野めぐみです
今日は朝から号泣。
昨日、電車で読もうとバックに入れて出かけたものの、結局読めなくて。
でも電車内で読めなくてちょうど良かった。
アンパンマンの作者、やなせたかし先生の著書です。
子どもたちがまだ小さくて、アンパンマンが大好きだったころに買ったDVDに、やなせ先生がそれぞれのキャラクターを作るときに込めた想いを語っている場面がありました。
「アンパンマンは最弱のヒーロー。水に濡れれば力が出なくなるし、ばい菌やカビにも弱くて腐る。
いつも誰かに助けられながら、自分も自分の身を削りながら誰かを助けている。
武器は持たず、敵にとどめを刺すこともしない。」
強さで敵を圧倒し、人々が暮らす家屋やビルを破壊しながら敵を倒し、戦いで壊れた建物を修復することなく宇宙に帰って行くヒーローじゃないんですね。
私はこういうヒーローものが大嫌いでした。
敵と戦うなら、まずは人気のないとこに行けよとか、お前だって建物壊しただろ
3分で帰るとか言ってないで建物直せ
とヒーローに突っ込みを入れるような子どもでした。笑
なので、我が子にヒーローもの、戦隊ものを見せることもなかったです。
アンパンマンは一番人間らしい、強さと弱さが混在したヒーロー。
だからなんだか安心するんですね。
そして秀逸だったキャラがロールパンナちゃん。
善の心と悪の心を併せ持つ、一番人間らしいキャラクター。
私も一番好きなキャラクターでした。
(メロンパンナちゃんのイイコぶりは嘘臭くて鼻に付くと思っていたひねくれモノの私。笑)
人には必ず善の部分、悪の部分があり、葛藤がある。
二つの心の間でもがき、苦しみ、人としての答えを出しながら生きていく。
やなせ先生は著書の中で「善と悪の共生」についても語っています。
そして、本当の正義とはなんなのか・・・についても。
これは戦争を経験してきたからこその言葉なんだろうな・・・と、重く受け止めました。
正義を振りかざすことの怖さ、正義は逆転することもあるということ、正義のための戦いなんてどこにもないのだということ。
「敵を倒すことではなく、困っている人を救うのが、逆転しない正義。本当の正義とは、献身と愛だ」という言葉にも涙が出ました。
アンパンマンの世界には、作者の愛と、深い想いが詰まってる。
アンパンマンの存在そのものにも、アンパンマンの「握った拳」にも、バイキンマンの存在にも、深い意味があった。
人としてこの世に生きることの意味、絶望と悲しみの先にある夢と希望、そんなものに彩られた本。
何度も、何度でも読みたい本にまた出逢えました。
私も誰かの笑顔のために捨て身になれるような生き方をしたい。
人の喜びが、自分の喜び。
人の笑顔が、自分の笑顔の元。
本気でそう思って生きることができたら、この世には幸せの花が満開になるね
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました