ルチレィテッドクォーツの ルチルの部分について | ポーアイ南端人の生活

ルチレィテッドクォーツの ルチルの部分について

えーっと


つまり


チタンの結晶で化学組成はTiO2



チタン一個と酸素2個が結合して単結晶化した物が



クォーツの中で成長していくんですが



これはクォーツが成長した後(単結晶で成長した後)成長後の冷却で


クォーツSiO2の中で結晶化して針状に成長していってランダムに伸びるパターンと



クォーツの成長と同時にルチルが成長するこの2パターンがあります。



コレが主です。



ルチルの結晶が再度クォーツが溶けた物に取り込まれて薄膜化したパターンもあるんですが、近年では質の悪い薄膜化した物がとある国ででて有名になったんですが





10年以上前に結晶面に沿った幾何学的に配列された綺麗なものも極少量存在します。



まぁ前者は言うほど綺麗じゃないんで放置って事で考えておいて貰うとして、



元の話に戻ります。




このチタンの針状の内包物あらゆる鉱物に発生するんですが



クォーツ内に置いて金属光沢で褐色~黄色(金色)~赤



と色が色々変わってきます。




元々ルチル自体金属光沢で、透過光で赤色なのですが




クォーツの中に入った場合の赤色はチョット違う



日本語でなんて言うか忘れたんで英語で答えます。



TiO2がHEXADIZEDする。が正解


つまり六角柱状に成長しながら某元素を取り込む事によって赤くなると言うか



赤く見えるようになる訳です。









一般的にドコゾのなんチャラショップで売られてる物。




たまにAAAとかAAAAAとかの表記がありますが




世界基準の話でもなく、世界的取り決めでもなんでもないです。




宝石や鉱物の鑑別機関でそういうグレーディング表記はしないです。




何処のダレが始めたかは知りませんが、




そういう表記は当てにせず自分お好きな物を買ってください。



個人の好みです。




ただ赤くなるルチルの発生率は低く


褐色 黄色 赤色の3種が旨い具合に入ってくるのも



これまた珍しい訳で(w)



まぁ面白くて珍しくて綺麗であればいいかなと言うのが僕の見解。



あんまりガツガツ入っててもねぇ・・・




と言うのが僕の見解。




クォーツ自体安価な鉱物だと思われがちですが実はそうでもない。




内包物が皆無な物であればコレはコレで貴重です。




地球の主成分が珪素なのでまぁ産出しやすいと言えばそうなんですけど



こういうのは少ないですし




コレと上手に遊べる人も少ないです。




まブラウンから金色~赤と変わっていくルチルの内包物も珍しいです。




ただし




その入り方が重要な訳で、ただ入ってりゃいいってもんでもないんです。




いい具合で入っている物をどうやってカットするか?




コレは切る側の技術の問題です。




「じゃどうやってまっすぐな物を曲げるんですか?」



って?




コレは次で説明します。