ゴールデンウィークのショパンプログラムは、去年まで、全曲演奏だった。
2010年のショパン生誕200年の年から連続5回。
そして今年から、ポイントを絞ったプログラムになった。4年間行われるということ。
ショパンが生まれた故郷のポーランド、ワルシャワ音楽院で作曲を勉強していた頃、十代の時の作品。これが今日のプログラム。
横山幸雄さんのお話、曲の説明があってからの演奏で、色々と考えながら、感じながらきくことができた。
ショパンは、本格的にピアノのレッスンを受けたことが無かったそう。というのは、ショパンより弾ける人がいなかったのだそうで、作曲するにあたっても、ピアノの技巧を要する曲で、コンチェルトなども、オケがいなくてもピアノだけで充分素晴らしい演奏になる。
今日、演奏された、ピアノコンチェルト2番もピアノだけだが、凄い迫力で感動した。
そして、この2番の作曲が完成するころ、ショパンはワルシャワを離れ、他国へと向かう。
19歳くらいだったらしい。
二度とポーランドに戻って来なかった。
時間の関係上、たくさんの曲を演奏してもらうわけで、完結に説明されていたが、ショパンの心情まで伝わってくるようなお話だった。
ピアノコンチェルト2番は、同じく1番よりも先に作曲されたが、発表されたのが反対だったために2番になった。
私は、1番の方によく触れる機会があって、とても好きな曲で、少しずつ練習している。
最近になって、2番がこんなにも綺麗で魅力的だった事に気が付いて、今日プログラムにある事に感謝していた。
特に2楽章の出だしの部分。
光、清らかな水の流れ、
どうしてこんなにも輝いた音がでるのでしょう。
たっぷりと音に浸る事ができた。
休憩時間、舞台のピアノを近くまで行ってみてみた。
スタインウェイ、とても古い、枠の所の黒が剥げていたりする。ペダルなども薄ペラい感じ。
ホールのピアノではなさそう...
まだまだ、大好きな曲がたくさん残っているー!
