何かと問題になっている「ガソリンの暫定税率問題」。
国会でも「税金使って道路作りたい派」と「ガソリン価格下げて人気を得たい派」でもめてますね。

ま、暫定税率維持派の多くは「税収の2兆6千億円程がなくなるのは困る」ということかな。
借金だらけの国家にしては…ケツの穴の小さいことを…とも思わんでもないが、確かに3兆円近い歳入不足は問題あるでしょうな。
でも、国会の模様を見てると…道路建設利権やその関係者の持つ「票」、予算の欲しい自治体の「票」に固持している人達にしか見えませんが…。

って言うか、何でこんなギリギリまで放置してたんだ

去年のウチにやっとけよ

で、ちなみに暫定税率はおおよそ25円/㍑とされていますね。
たかが25円、されど25円。
ワタクシの家計にはどれほどの影響があるか調べてみました。
まずは直接的なガソリン代。
2007年の1年間で給油した量は3,138.01リットル。
(これは2007年1月1日から2007年12月31日の期間に給油した量なので、実際に使用した量ではないよ)
3,138.01㍑×25円=78,450.25円
7万8450円かぁ…
けっこうデカイな。
あ、ちなみに同期間の走行距離(給油時の距離ね)は41,298㌔です。
仕事で使うから一般的に見ると多い方だと思います。
そりゃそうだよね。給油金額951,246円だもん。
フツー、プライベートでこんなにガソリン使わないよね。

ま、いいや

また、ガソリンの暫定税率が廃止されると、間接的にガソリンをコストにしている商品(直接材料や輸送等の2次コストも含め)の価格が下がる可能性もあるよね。

さて、流れは一気に「暫定税率廃止」に傾いてますが、「歳入不足」はどうするという問題は考えなければならんですな。
ま、年間2兆6千億円とかいう「額面通り」に受け取る程、国民もおバカではない。
まずは節制しなさい
税金でほっといても入ってくるお金だから湯水の様に使うんです。
「ゼロ」というのもあんまりなので、半分か3分の一にして、「強制節制」させる必要があると思うんです、はい。
あの人達(税金を収入にしている人達)は、「与えない」ということ以外で本格的に節約できないハズです。
と、言うか人間はそもそもそういうツクリになっているんです。
だから、あるお金だけでやりなさい、ってことです。
(国の借金増やすなよ!)
と、言っても、例え暫定税率を半分くらいにして、歳入を減らし、そのお金でちゃんとやってね、と言ったところで、あの人達(税金を収入にしている人達)は、自分の取り分を差し引いた上で、「足りないから道路整備できませんでした」って言うだろうし…。

困ったもんだ。

あと、「一般財源化」って議論もあったけど…それはいいや
完全に「道路族議員」直撃って感じだし。

と、言うことで、個人的には「暫定税率は全廃」(それでも本則の税金は払ってるし、自動車重量税も払ってる←これらは「道路特定財源」)。
急になくなる歳入は、どっかに無駄に使ってる税金(主に人件費)から持ってきて、本当に必要な道路整備に使うってことで。
国会議員の名前のついて橋や道路は(今は)必要ない。
道路を作るのに「道路特定財源」しか使わないって言うなら、ガソリン税の本則税と自動車重量税で道路整備してくれ。
(誰も税金を払わないと言っている訳でもなく、本則税も自動車重量税はなくならないしね)

って、どんだけ税金払わすんだよ
ガソリン税に自動車重量税、消費税に所得税、住民税、固定資産税等々、年間なんぼ払ってんねんっ
(今度、計算してみよう)

そう言えば、今日の出張の帰り道でも「あれば便利だが、生活を切り詰めてまで必要ではない」と思われる道路をハンパにつくっている現場を通ってきたよ
で、笑えるのが、その道路に最近作成したと思われる「この道路はガソリン税と自動車重量税で造られています」って看板。
説明文が細かくて、通過レベルじゃ読めないっつーの

この「ガソリン国会」、政争の具とすべきではないという意見もあるだろうが、「郵政選挙」と同じく「ガソリン選挙」してみれば

ガソリン料金が下がった方がいいっていう一般的な意見もあれば、道路を作る予算が欲しい自治体や、道路建設に関わる建築業・建築材業者など、そこそこ「利権」を持つ人等、どんなバランス(チカラ)なのかわかるよね。

前回の参院選では「国民の意思」が出た選挙で面白かっただけに、国会議員に好き勝手やらせるよりかはマシじゃないかな。

ま、いろいろな意見があるだろうけど…

あ、そうだ。
この大事な時期に他人事みたいに話す「日本で一番偉い人(のび太風)」だけはいただけません。
聞くたんびにムカつきます

蛇足でしたね