今いっちょ、今の新車に魅力を感じない今日この頃…。

古きよき時代の名車達。

今どきのミニバン全盛期時代では考えられないほどの流麗なボディワークの名車達。

それらを手に入れられるのは、中古車市場。

ま、今、乗っている「トヨタ カレン」もそのような車の一つです

狭いけど、「カッコイイ」。

車は「見た目が命」

そんなワタクシが選んだ一台をお届けしましょう。


今日の一台は、この車。

三菱自動車工業㈱製の「三菱 GTO」です。

三菱スタリオンの後継で、登場は1990年10月25日。

超ワイド&ロースタイルで、迫力満点。当時の三菱自動車の技術を結集した「オール・ホイール・コントロール理念」を取り入れ、全車4輪駆動。
1840㎜もある車幅は、アメリカ市場を見越した設計。輸出名は「三菱3000GT」だ。

時代はまさにヘビー級スポーツカーブームの真っ只中。
「トヨタ スープラ」「日産 スカイラインGT-R」「日産 フェアレディZ」「ホンダ NSX」等、280馬力カーが目白押しだ。
その激戦に参戦した「三菱GTO」。
コマーシャルコピーには「スポーツは、ライバルがいるから、面白い」だ。
この頃の三菱自動車は元気が良かったのだ。

エンジンは「ディアマンテ」に搭載されていたV6エンジンをベースにしている。
3㍑V型6気筒DOHC24バルブで、「6G72」だ。型式上はNAもツインターボも同じ「6G72」。
NA用は最高出力225ps/6000rpm、最大トルク28.0kgm/4500rpm。
ツインターボ用は最高出力280ps/6000rpm、最大トルク42.5kgm/2500rpm。
当時、ツインターボ用はクラス最強のトルクを誇った。
ツインターボは、小型のTD04型ターボチャージャーをV型6気筒の左右のバンク、3気筒に1基づつ配され、冷却用インタークーラーもそれぞれ配された。
また、ツインターボ車には「アクティブ・エクゾースト・システム」も採用された。
これは、メインサイレンサーの入り口を大小2つにして、「サイレントモード」では大口径側に設けた電子制御バルブを閉じて静粛性が高まるもの。「ノーマルモード」や3500rpm以上では電子制御バルブが開く仕組みになっている。

駆動系はセンターデフとVCUを組み合わせた「フルタイム4WD」。
NA用は前後駆動力配分比「50:50」。これじゃ、ちょっと曲がりにくいかも…。
ツインターボ用は新設計され、前後駆動力配分比「45:55」とし、アンダーステアを弱めてある。
NA用は4速オートマチックトランスミッションと5速マニュアルトランスミッションを選択できる。
ツインターボ用は西独のゲトラグ社製で発売当時は5速マニュアルトランスミッションのみだったが、後に同社製6速マニュアルトランスミッションに進化している。

また、全車に油圧式の4WSも装備されている。
多くの「電子制御」を搭載している割には完全な機械式で油圧制御となっているのが笑える。
前輪のパワーステアリングに連動した後輪用オイルポンプを作動させるというもの。
実質的には50km/h以上の車速で同位相転舵を行い横移動速度の応答を高める。
しかしながら、逆位相転舵機能はないので、旋回性能をよくする為の4WS機能はない。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式だ。
基本的には「ディアマンテ4WD」や「ギャランVR-4」と同様。

また、変わったところでは、ツインターボに装備された「アクティブ・エアロ・システム」。
これは、80km/h以上になると約50㎜下方に張り出す「可動式フロントベンチュリスカート」と、同じく80km/h以上になるとアタック・アングルを14度増加させる「可動式リアスポイラー」で構成されている。


さて、それでは中古車市場をのぞいて見ましょう。

ちなみに発売当時のグレード・価格は下記の通り。
三菱 GTO 3000(5MT) 3,335,000円
三菱 GTO 3000(4AT) 3,435,000円
三菱 GTO 3000ツインターボ(5MT) 3,985,000円
ライバルが400万円以上なので、戦略的な価格設定?

2006年9月19日現在、
「Goo-net 中古車」では90台。
「カーセンサーnet」では59台しかない。
まさに稀少車。マニアック心をくすぐるね。

在庫があるのは「平成2年式(1990年)」から「平成12年式(2000年)」まで。
発売後、何度かマイナーチェンジが行われている。
NAは、発売当時「標準グレード」とされていたが、1995年8月のマイナーチェンジで「SR」の名が与えられている。
ツインターボは最初から最後まで「ツインターボ」というグレードだが、1994年8月のマイナーチェンジで「ツインターボMR」という、よりスポーツ志向のグレードが追加された。
「ツインターボMR」には「AP製6ポッドブレーキシステム」っていう怒涛のオプションもあった。

在庫中最低価格は50,000円の「ベースグレード」。
事故歴はないが、走行距離が18万3千㌔…。
店長のおすすめだそうだ…

ツインターボでは、280,000円が最低価格。
平成3年式だが、280km/hメーターに換えた為、走行距離が不明だそうだ。
ちょっと怖い…

逆に一番高いのは、2,880,000円の「ツインターボMR」。
両サイトで同じ車だった。
この値段は走行距離「28,000km」、「18インチメッキホイール」、「社外フルエアロ」「TEIN車高調」ってところからだね。
でも高いな…いじりまくってるし…

一番良さそうな物件は、2,380,000円の「ツインターボMR」。
ボディカラーはレッド、走行距離は66,000kmの平成12年式(最終型)だ。
稀少なサンルーフ付きもいい感じだ。
買うならコレだな…



ま、今乗ってるカレンちゃまにはしばらく乗るつもりだが、平成12年式(最終型)だったら…2010年位まで生き残っているかも…。

その頃には値段もこなれて…くるかな?

Ⅰ型(1990年10月~)



Ⅱ型(1993年8月~)



Ⅲ型(1996年8月~)



Ⅳ型(1998年8月~)


前代未聞の不祥事発覚で信頼を失った三菱自動車。
「ギャラン」「ディアマンテ」「ランサーエボリューション」「FTO」そして「GTO」。
クルマのパッケージには高い評価があっただけに残念な事件だった。
この事件、クルマ自体の問題とは思っていない。
クルマは機械だから「不具合」が出るのは当たり前なのだ。
それを「隠蔽」しようとした会社の「考え方」が否定されたのだ。
復活に向けて「答えは車で出す」というコピーを見たが、それではダメなのだ。
あのコピーを見た瞬間に、僅かに残っていた信頼が吹っ飛んだ。
あの会社は「何も解っていない」、そう思った。
非常に残念だ。