北米ラウンド2戦目はアメリカGP。
アメリカ最高峰のカーレース、インディ500の開催地として名高いインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)。
1909年に320万個の煉瓦を敷いて建設され、「ブリックヤード」の名をもち、100年近くのモータースポーツ史を誇る。
また、世界で最も観客動員力のあるスポーツ施設でもある。
ちなみに今は「ブリックヤード」の面影がスタートラインに残っている。

カートと言えば、オーバルコース。楕円形のコースを超高速のままグルグル周回する。
そのスピードはF1をも凌ぐとされている。
そのオーバールコースをいかし、半分を使用し、残りはインフィールドコースとするのが、F1アメリカGPでのコースだ。
もちろん、オーバル区間からホームストレートは超高速区間。
Williams F1 Teamのテクニカル・ディレクターによると「フルスロットルが23秒も続くんだ。」とのこと。

昨年のアメリカGPは、タイヤメーカー「Michelin」が、インディアナポリス特有の高速バンクに絶えうるものではないことが判明し、Michelinタイヤを使用している7チーム14台がフォーメーションラップ後にスターティンググリッドに戻ることなくピットロードへと向かい、レースはBridgestone勢の3チーム6台のみで行なわれるという前代未聞の事態を招いた。
今年は今のところそんな噂はないから大丈夫かな?

ちなみに今回のアメリカGPの為にBridgestoneは日本から1,200本ものタイヤを送り込んでいる。
オーバルコーナー(ターン13)ではバンク角の影響でタイヤには今までのレースでは経験の出来ない負荷がタイヤにかかる。
低速インフィールドで要求されるグリップ力、超高速コーナーに耐えうる強靭さ、超高速から低速移行時の安定性・ブレーキング性能。
タイヤメーカーも「腕の見せ所」って訳だ。

F1グランプリも第9戦を消化し、残り9戦。
”The title challenge is not over and until it is, we will do all that we can to change the current situation. We will see what we can do. In any case, I am looking forward to the race. We want to put on a show for the fans."
Michaël Schumacher (Scuderia Ferrari Marlboro)の言葉だ。
「タイトルへの挑戦はまだ終わっていない。そして、終わっていない以上、我々は現在の状況を変える為にできることを全てする。我々は何をすることができるか、見てみよう。どの場合でも、私はレースを楽しみにしている。我々は、ファンの為のショーを行いたい。」
素晴らしいプロ意識



って言うか、誰か、誰でもいいからAlonsoの独走を止めてくれ


公式予選(最終予選)は7月1日(土)26:00(7/2AM02:00(日本時間))から、決勝は7月2日(日)26:00(7/3AM02:00(日本時間))からです。

で、その前に第9戦カナダGPまでのポイントをおさらい。
ドライバーズ・ポイント
順位・獲得ポイント・№・名前(チーム)の順です。
→ 01 84p 01 Fernando Alonso (Mild Seven Renault F1 Team)
→ 02 59p 05 Michaël Schumacher (Scuderia Ferrari Marlboro)
→ 03 39p 03 Kimi Räikkönen (Team McLaren Mercedes)
→ 04 37p 02 Giancarlo Fisichella (Mild Seven Renault F1 Team)
05 28p 06 Felipe Massa (Scuderia Ferrari Marlboro)
↓ 06 26p 04 Juan Pablo Montoya (Team McLaren Mercedes)
→ 07 16p 12 Jenson Button (Lucky Strike Honda Racing F1 Team)
→ 08 13p 13 Rubens Barrichello (Lucky Strike Honda Racing F1 Team)
→ 09 12p 16 Nick Heidfeld (BMW Sauber F1 Team)
→ 10 08p 07 Ralf Schumacher (Panasonic Toyota Racing)
→ 11 08p 14 David Coulthard (Red Bull Racing)
→ 12 07p 17 Jacques Villeneuve (BMW Sauber F1 Team)
→ 13 06p 09 Mark Webber (Williams F1 Team)
→ 14 04p 10 Nico Rosberg (Williams F1 Team)
15 03p 08 Jarno Trulli (Panasonic Toyota Racing)
→ 15 01p 15 Christian Klien (Red Bull Racing)
- 17 00p 21 Scott Speed (Scuderia Toro Rosso)
- 18 00p 20 Vitantonio Liuzzi (Scuderia Toro Rosso)
- 19 00p 19 Christijan Albers (MF1 Racing)
- 20 00p 18 Tiago Monteiro (MF1 Racing)
- 21 00p 22 Takuma Sato (Super Aguri F1 Team)
- 22 00p 23 Yuji Ide (Super Aguri F1 Team)
- 23 00p 23 Franck Montagny (Super Aguri F1 Team)
※00p(ノー・ポイント)のランキングについてはFIA公式HPに準拠。
コンストラクターズ・ポイント
→ 01 121p Mild Seven Renault F1 Team
→ 02 87p Scuderia Ferrari Marlboro
→ 03 65p Team McLaren Mercedes
→ 04 29p Lucky Strike Honda Racing F1 Team
→ 05 19p BMW Sauber F1 Team
06 11p Panasonic Toyota Racing
↓ 07 10p Williams F1 Team
→ 08 09p Red Bull Racing
- 09 00p Scuderia Toro Rosso
- 10 00p MF1 Racing
- 11 00p Super Aguri F1 Team
※00p(ノー・ポイント)のランキングについてはFIA公式HPに準拠。



アメリカGP
コース:インディアナポリス・モータースピードウェイ
全長:4.192km×73周=306.016km

4790 West 16th street, Indianapolis, Indiana 46222, U.S.A.



【過去の関連記事】
F1 カナダGPの結果
2006年F1第9戦カナダGP
もうすぐ2006年F1第9戦カナダGP
F1 イギリスGPの結果
2006年F1第8戦イギリスGP
もうすぐ2006年F1第8戦イギリスGP
F1 モナコGPの結果
2006年F1第7戦モナコGP予選結果(修正)
2006年F1第7戦モナコGP
もうすぐ2006年F1第7戦モナコGP
F1 スペインGPの結果
2006年F1第6戦スペインGP
【F1ニュース】SUPER AGURI F1ピンチ!井出S免許剥奪!!
F1 ヨーロッパGPの結果
2006年F1第5戦ヨーロッパGP
F1 サン・マリノGPの結果
2006年F1第4戦サン・マリノGP
もうすぐ2006年F1第4戦サン・マリノGP
F1 オーストラリアGPの結果
2006年F1第3戦オーストラリアGP
F1 2006年レーススケジュール
【F1ニュース】GPMAの5チームが2008年もF1参戦申請
【F1ニュース】来年、富士スピードウェイでF1開催!!
F1 マレーシアGPの結果
2006年F1第2戦マレーシアGP
F1 バーレーンGPの結果
F1 2006年シーズン開幕だ!