
いい題名に惹かれて立ち読みした齋藤孝さんの新刊である。結局後日購入したのは、紙と文字の色がどうしても気になったからかも知れない。コーヒーを連想させる色で珍しいのだ。こういう買い方をした場合も、きっと縁があって、つまり必然性があったのだと信じて読み進めた。
ざっと読んでみて、無意識のうちに影響を受けて、15分単位で行動するようになった。雑誌をめくるのも、お茶を飲むのも、湯船で半身浴するのも、面倒な用事も、15分で区切る。
また、今までつまずきがちだった英語の勉強にもいいアイデアが浮かんだ。1コマ15分で例文を2つだけひたすら繰り返す。それを1日に6コマ、合間時間にすることを続ける。金曜の午後だけは休憩する。これはユダヤ人の教えで読んだ、安息日をもとに決めた。
あと、1日の中でゴールデンタイムを決めておき、メリハリをつけて仕事をすることが書いてあって、これも使えるなとページを折った。
まだまだためになることはあり、電子辞書は早速欲しくなったし、30分で切り替えて学生が寝ない授業をしている、とか日頃から懸案事項を考えておく、とか、まあ挿し絵もユル感のある面白い絵で全体的にいい本だ。
今はもう次の本、「原稿用紙10枚を書く力」に私は移っている。三色ボールペンには全く興味がなかったが、ここへきて急に齋藤孝ブームがきているのか。自分でもまだわからない。