NHKの日曜美術館で見たエドゥアール・マネが気になっている。偶然の出会いだったが、惹き付けられてチャンネルを変えられなくなった。
マネは神話の女神を使った裸婦ではなく、娼婦を描いた。パリの都市生活者、自分の目で見たものを描いた。伝統技法にとらわれずに独自の手法を用いたので酷評されたらしい。
そして今日、国立国際美術館にルノワールを見に行った。小さな、約20センチ四方の、水差しの絵がとてもよかった。真ん中にちょんと置かれた白の筆跡が、陶器の質感を見事に表していた。
キッズルームにマネとモネの絵本があった。やっぱりマネが好きかな。「フォリー=ベルジェールの酒場」が知っている中では一番気に入っている。表情が米倉涼子さんに似ている。
キッズルームに併設の授乳室から可愛い声が聞こえてきて、あんまり可愛いので、出てきたお母さんにその事を言わずにはいられなかった。
売店に置いてあった、結城昌子さんの「名画はあそんでくれる」では、気に入った作品をトイレに貼って毎日眺め続けることをすすめていて、面白そうだからやってみようと思う。
「飽きずにますます好きになったら、それはまぎれもない傑作。いい絵の底力なのだ」