今、自分が不妊治療をやっているせいもあり、原発の処理に当たる若人たちのことが、心配でならない。


一定量以上の放射能を浴びると、男性は一時的な不妊に陥るという。


自衛隊員や消防隊員、東電や協力会社の社員と言われる人々。テレビに映る彼等をみると、まだまだ若く胸が張り裂けそうになる。


治療を通じて、命が本当に繊細であることを実感しているからこそ、他人事とは思えないのだ。


体力勝負の仕事とはいえ、彼等の若くて健康な生殖機能が脅かされるのかと思うと、どうにか回避できないのかと、痛烈に惜しく感じてしまう。


なんだか、第二次大戦中の神風特攻隊を見ている様な胸の苦しさ。


少子化といわれ、ただでさえ先細りの社会にあって、こんな神様の仕打は、あまりにも痛すぎる。


誰の責任か等という犯人探しで済むような問題じゃなく、日本人の未来のために、一日も早く事態の終息と現場でただただ使命感に従って放射能と戦い続ける戦士たちの安息の日が到来する事を心から願う。