荷物がない!

スカイ島で一番大きな街、ポートリー。
海を渡る橋のあるカイル・オブ・ロハルシュからはすこし離れますが
島を見てまわるには一番便利だと思います。

ポートリーのバス停に着いたのは夜21時前。
写真は随分明るいけど、スコットランドは緯度が高いから
夏はいつまでも明るいのです。
港に近いBBがどこも満室だったので、少し奮発してホテルをとってありました。
バスの到着が夜遅いと伝えてあったので、レセプションは私を待っていてくれました。
部屋は小さいけれど気持ちのよい部屋。
海に面していない分、ディスカウントもありました。
さて、お風呂に入って一眠り・・と思って気付いたのが、
スーツケースをバスに忘れた!!
なーんと、スーツケースを、バスの荷物室に残したまま
ホテルにチェックインしてしまっていた!
こんなこと日本でもしたことない(泣)
あわててホテルを飛び出してバス停に行くも、さっきのが最終の便。だれも居らんがな。
そもそもポートリーのバス停は、都営バスのバス停みたいなもんなのです。
仕方がないのでバス停近くの警察詰所みたいなところで
事情を話してなんとかしてもらおう作戦に出るも、
どこの国も警察は警察。便利屋じゃないもんね。
それでも、バス会社のお問合せ電話番号をネットで調べて渡してくれました!
おまわりさんに感謝。
…ですが、お問合せ時刻はとうに過ぎ、(8時~20時とかだった)
そもそも私が乗っていたバスは終電だったのだから、
朝、そのバスが他の街へ行ってしまう前に見つけないと相当ヤバそうなので
始発バスの時間にもう一度バス停に来ることにしました。

そして翌朝。(ドラクエのあの音楽ね)
始発のバスの運転手に相談して、
バス会社の車庫を教えてもらいました。

車庫の奥のうすぐらいプレハブが事務所みたいになっていて
躊躇もしてられんからそこにかつかつ入っていって、
「昨日の夜、バスに荷物を忘れたんです!青いスーツケースで…」
って説明していたら、事務員さんが私の足元を指差して、
「これのこと?」って。
うわわっ
私たぶん上島竜兵ばりに飛び上がったと思う。
ちゃんと前の日の忘れ物をチェックして下ろしてあったことに感動しました。
(ここは文明の国だ!)って思った。←大げさ
何度も何度もお礼を言って、スーツケースをごろごろ転がしてホテルに帰りました。

半日ぶりの再会です。
フォートウィリアムズで荷物をバスに置いたまま30分休憩したのが
まずかったなあ…と反省しきり。
それにしても前夜は着替えすらなかったから、ほんとに戻ってきてよかった。。

そして朝日が。

気を取り直して朝食をもりもり食べ、(トーストが死ぬほど美味しかった!)
今日一日、島をぐるりとしてきます。