こんな棚ぼた | RUBYBIRD

こんな棚ぼた

明日の準備に手間取って、
今帰り。

電車はかるく混み。隣の吊り革に、白髪の小さなおばあさん。

目の前。
何やらノートに書きつける小太りのおじさん。
うつろな目をした色白のたぶん女子大生。
DS没頭中の眼鏡アラフォー。

誰も気がつかない。






ほんとかな。


それからしばらくして、やっと女の子がもじもじしだす。
次の駅で降りる感じ。
よかったなーと思ってたら、
なんとおばあさんも一緒に降りた。
私の目の前に空いた座席。なんだこの申し訳なさ。いったい。