クライアントに釘 | RUBYBIRD

クライアントに釘



今日、クライアントの無理難題に釘をさしさし、
思ったこと。

お金の話で。
人件費に無頓着な客は大嫌い。
人件費にまつわる部分をを仕切る(=料金交渉する)客も大嫌い。


私は色んなものを手配するのも大事な仕事で、
予算や期待にに合うようなものを探したり作ったりして仕事はすすむ。
そのなかに新聞やテレビのような媒体枠とかも含まれるんだけども、
そういう部品っぽい部分に仕切りが入るのは理解できる。

そのほかにも企画費とか、クリエイティブへの対価とか、
ある一定時間スタッフや社員を拘束する時間とか
いわゆる「その人がいなかったらできなかったこと」
というものがあって、
広告会社としてはそこらへんは命みたいなもん。

ただ単に、枠を手配したり、
キャンペーンのアイテムを揃えたりだけだったら、
人手さえあればクライアント社内でできちゃうものね。
そこをプロの力を借りたいとか、やってる時間がないとか、
出来る人がいないとか、そんな、究極のアウトソーシング。究極の分業が
この仕事なんだろうね。

だから直接発注じゃなくて、広告会社をつかうと選択した時点で
少なくとも人件費分は必ず割高になるのはちょっと考えれば分かると思う
のだけど、そこにメスが入るのは本当に許せない。
利益がどうのってことよりも、存在意義を否定されるような気分になる。
不満や評価できないところがあってなら理解できるけど、
ただ闇雲に入れてくる仕切りに、やる気を削がれてしまうんだよね・・

確かに、企画費や制作費、人件費類は明確な料金体系がないし、
作ってみないと仕上がりの分からない部分もたくさんある。
そのへんはこの商売本当にやくざだと私でも思うけども。


難しいのは、とはいえ一番大切なのは
クライアントといい人間関係をつなげ続けることなんやけども、
みるみる機嫌が悪くなり、嫌なものは嫌だ、そもそも考え方がおかしい、
と言う私。(なんて営業だ!)
空気読めてない?大人になれ??
でもここで無理して受けても後でもっと無理難題言われるやろ?

クライアントに説教するのはおまえくらいだと
上司は爆笑してますが・・そこ、笑うなって・・・・・
なんだろ、もっと温和に柔和に仕事がしたいのに
いちいち腹が立ち、
しかし今日はちょっと言い過ぎたので
明日は美味しいランチのお店をメールしてチャラにしようとしています・・なんだこの日記。


(自分で自分をフォローすると、頼まれた無理難題はやりました。
おかげで仕事増えたじゃんか!ほんと私も甘いねー)