悲しみが乾くまで | RUBYBIRD

悲しみが乾くまで

水曜日だったので観てきました。
「悲しみが乾くまで」

原題はthings we lost in the fire
ですが物語は水中に手をかざすところからはじまります。


ハル演じるオードリーの夫が事故で亡くなり、
心の空洞を、夫の親友で薬漬けのジェリー(デル・トロ)で
埋めようとする・・

という筋だったので、
涙、涙のストーリーを覚悟してたのですが
終盤じわっとくるくらいで、
終始ハル・ベリーとベニチオ・デル・トロの
お芝居のうまさに引き込まれる感じです。




ひいきめでなく、
本当にジェリー役のデル・トロは上手です。
ヤク中で誰もが見放したジェリーですが、
薬にさえ触れなければ実直で素朴で人好きのする。
この
「ヤク漬けで手に負えない」

「実は素朴でいい人」

共存させたら、
デル・トロの右に出るものはないと思います。

これまでも、
頭キレてる役とか(スナッチ、誘拐犯)
実直な人役(8g、トラフィック)
とか。
こんなに似合う人もなかなかいない。笑



ハル・ベリーも負けていなくって、
物語の中盤まで、
どことなく宙ぶらりんのような雰囲気が続くな…
と思っていたのですが、
オードリーがはっきりと
「He is gone.」と口にしたところではじけて、
ぼろっと涙が出ました。

悲しいと感じていても、
現実を受け入れていないあいだは宙ぶらりんの辛さ。
死んでしまったんだ…と受け入れてからは
辛いは辛いけれども、発散できていずれ薄まっていく辛さ。
その対比が素晴らしかったです。

なんというか、泣いたのはほんのちょっとなのに
すごくすっきりしたというか、良い映画。
じとじとしすぎないのもいい。
細かいところでときどき「?」な部分もあったけど
あんまり気にならない。


それにしても、トロ様格好良すぎでしたドキドキ
2時間も続いて天国かと思った。




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