夢は大きく、具体的に | RUBYBIRD

夢は大きく、具体的に

ちょうど新卒採用のピークらしく、
就活生に何人か会うようになってきました。




学生さんは2種類の球を投げてくる。
(私もむかしそうだったからわかる。)
ひとつは広すぎる質問と、
もうひとつは、狭すぎる質問。


広すぎる質問というのは、
漠然と「仕事の魅力ってなんですか?」とか、
「やりがいってなんですか?」と聞くタイプ。

確かに質問をどうぞって言ったけども、
フリーハンドすぎて何を知りたいのか掴めず、
答えにくくってしょうがない。

目の前の先輩社員が、どんなことをしてるか
まず聞いてみたり、逆に自分はこういうことをやりたいのだけど…
みたいな前振りをしてから質問したほうが
効率いいのにね。

たぶんなんだけど、緊張してるのと、
「質問しなくちゃ」ってことで頭がいっぱいなのかも。



もうひとつは、すごく事務的なことを聞くタイプ。
部門間の異動のし易さとか、管理職の女性比率とか。
そういうコトなら社員より人事のほうが詳しいんじゃ…と思うけど、
内情を確かめたいのかもしれない。
話が持たないのかもしれない…

例えば先日やや引いたのは、
面談中、私の仕事は割と新聞媒体が多い
って話をしていたときの話なんだけど、


 学生 新聞って地方によって紙面が違うんですよね。

  うーんそうだね、エリアによって違うね。

 学生 それってどうなってるんですか?

  ( ? それが就職とどう繋がるんだ?) 
    地域別に支社があって、それぞれが出してるんだよ。
    出稿するエリアを選ぶようになってて、
    だから同じ新聞でもページ数からして違うの。

 学生 へー。
    じゃあ例えば東京はどういうエリアなんですか?

  ・・・そんなん今知っても仕方なくない?
   それは就活には必要ない知識だよ。

 学生 (ややキレる)いやっ、知りたいんです。
    どうなっているんですか?!

  (ひえーーなんなんだ)
    ざっくり静岡以北ってとこ…だよ。。

 学生 (納得した様子)


こちらが狭すぎる質問(極端な例)。
質問内容がちょっとずれた方向に細かい。
間違いじゃないしこちらも答えやすいけど、不毛な気がする。





こうして学生さんと接していると、
改めて人と話をする難しさを痛感する。
私は営業職なのだけども、
仕事の中でもヒアリングってとても重要。

そしてきちんとヒアリングするには、
ゴールをちゃんと決めて、具体的なボールを投げるのがコツだと思う。


そもそも、なぜ営業がヒアリングするのかと言えば、
仕事が欲しいから。
どういったプランなら受注してくれる?
というのをできるだけ具体的に聞く。

「仕事欲しいんですけど、何だったらくれますか?」
と直球で聞いても別にいいんだけど、それは一年生。
(しかし私はこれを未だに言ったりする…)

広告は受注産業だから、
お客さんが望む通りに商品を作れるのです。
ただ一度作りはじめると、
たとえそれが試作品であってもコストが発生するから、
(=プランニングや制作の人件費、その他実費)
事前にどれだけお客さんの要望を聞けているのかはやっぱり大事。
いや、作り直しなんてしょっちゅうなんですよ。
でもそのコスト幅をどれだけ抑えられるかって話。

そのためにできるだけ具体的に、細部にわたって
話をする必要がある。




・・・こう書くと、割と簡単な気がするけど
実は「具体的に」話を進めるというのは結構経験がものをいう気がします。

そして肝心なのは、
こういった具体的に細かく段取りをする過程がなければ
何事も実現しないということ。



実は最近、仕事が軌道に乗らないな…と思うことが多くって
たぶん私も学生さんのことは言えず、
何かが足りないのではないのかなと思っています。
というか、多分、
ゴールがはっきりしてないのだな。






極論なのですが、
例えば自分の子供が「南極に行きたい」と言い出したとします。
何を言い出すんだコイツは?
と思いつつも、
なんで行きたいのかもうちょっと聞く。

ペンギンが見たいらしい→上野動物園でお茶を濁す
氷だらけがみたいらしい→流氷かアイスバーかスケートリンク
南極って場所に漠然と興味→行ってみたいだけと行って何かしたいとはだいぶ違う。
旅行会社にはいくつか南極ツアーはある。
でも高いから、お金を貯めなさい、と言うのもひとつだし
実際に仕事とか研究で南極に行ける人になりたいのなら、
ひとりで行くよりは、そういう大学や、企業に入るのが妥当。
じゃその大学や企業に入るにはこうこうこうすればいい。
だんだん具体的になってくる。
そのなかでその子の興味とか特性をもとに
もっと絞る。


そんなことの繰り返しで、
南極だって宇宙だって、行けちゃうのだろうなあ。





最後に、自戒の意を込めて
イチローの小学校の卒業文集。



夢           鈴木 一郎


ぼくのゆめは、一流のプロ野球選手になることです。

そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。

活躍できるようになるには、練習が必要です。

ぼくは、その練習にはじしんがあります。

ぼくは、3才~7才までは、半年位やっていましたが、

3年生の時から今までは、365日中、360日は、

はげしい練習をやっています。

だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。

そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。

そして、中学、高校で活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。

そしてその球団は中日ドラゴンズか西武ライオンズが夢です。

ドラフト入団でけいやく金は、一億円以上が目標です。

ぼくがじしんのあるのは、投手と打げきです。

去年の夏ぼくたちは、全国大会へいきました。

そしてほとんどの投手をみてきましたが、

自分が大会ナンバー1投手とかくしんできるほどです。

打げきでは県大会、4試合のうちに、ホームランを3本打ちました。

そして、全体を通した打りつは5割8分3りんでした。

このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。

そして、ぼくたちは、一年間まけ知らずで野球ができました。

だからこの、ちょうしで、これからもがんばります。

そして、ぼくが一流の選手になって試合にでれるようになったら、

お世話になった人に、招待券をくばって、おうえんしてもらうのも夢の1つです。

とにかく一番大きな夢はプロ野球選手になることです。