ペルセポリス | RUBYBIRD

ペルセポリス



マンガ「ペルセポリス」にハマり中。

イランに住む女の子「マルジ」が見たイラン社会の姿が
すごく新鮮。



エジプトに行ったときに、
あんなに暑いのによく、女性はヴェールをしているな…
と思ってたのですが。
(といってもエジプトはかなり欧米化が進んでいるし、
さらに南部は多民族とあって、全体にユルい印象でした。)



イラン女性がヴェールをするようになったのは、
イスラム革命後の1980年からなんだそう。



その理由は、
革命によって国内情勢が不安定になったうえ、
「女性は男性を刺激する輝きを発しているから隠す必要がある」
からなのだそうだけど、
それに対してマルジのお父さんの一言が秀逸。




「すばらしい!男はみんな変態扱いか!!」


ほんと、なんのための宗教か、という気がするね。
ただ毎日身につけるもので分かりやすいから、
国民をまとめるには便利だったかも。




マルジの家庭は裕福だったから、
まわりの大人たちが国の言い分を鵜呑みにせず、
自分たちで情報を集め、
自分たちの頭で考え身を守ることができたけども、
貧しい家の子供たちは、
真っ先に国の情勢に左右されてしまう。




実際、泥沼化したイランイラク戦争では、
兵士の数が足りずに、子供も動員されたのだけど
そのときに貧しい家の子供達が渡されたのは
プラスチック製の「天国の鍵。」

これがあると、戦争で亡くなっても、
天国でオモチャやお菓子や女の子達が待ってるよ、って
学校で習うんだって…



本当に悲しい話だ。
色んな方向からの情報を集められることと、
人の話を鵜呑みにしないで自分で判断がつく力を
持ってることは、身を守る上でとっても大事だなあ
と思ったよ。

そもそもイラク人とイラン人が人種すら違うことを
この本で初めて知りました。
面白いなあ…
このせいで最近帰りが早いのです。