Egypt #37 | RUBYBIRD

Egypt #37



モスクのミナレット(尖塔)。
どのモスクにも必ずあって、目印になっています。
電飾などで飾られているのは、もともとなのか、それとも
ちょうどラマダン(断食月)の最中だったからかは
わからない。

お祈りの時間を告げたり、といったことを
かつてこの上から行ったそうですが、今では代わりに
スピーカーがくくりつけられています。





ちょっとぶれちゃったけど、夜。


ご存知の方も多いと思いますが、
ラマダン月の断食とは、断食と言っても
日の出から日没まで何も口にしないということです。

ただ、9月のまだ暑さが続く時期に
水さえ口にできないのは、結構辛いと思う。
ずうずうしいことで有名なエジプトの物売りが
私にとってはアジアよりぬるいな、と思ったのは
もしやラマダンのせいかもしれません。

だいたい日の出前の3時4時に食事を済ませ、
昼間はじっとがまん、夕方5時くらいになると街は
家路につく人のラッシュ、ラッシュ!
ラマダンだから家族揃って食事とか、友達と会うとか、
そういうことも多々あるそうで、
断食ではあるけれども一種のイベント的な賑わいがあることも
確かです。
(日没後は道が空きます。というか街自体スカスカです。
ラマダン中は観光地がはやく閉まってしまったりと
マイナス面もありますが、大渋滞のカイロに限っては
とても移動時間が読みやすい、いい時期かもしれません。)


ラマダンって、一年に一度、食べられることや
この世に生を受けていることのありがたさを
再認識するためのものなのですが、
夜中に美味しいものをお腹いっぱい食べてしまって、
むしろ太ってしまう不真面目なイスラム教徒もいるよ、って話。


一方、この期間をうまく活用して、徳を積もうとする人もたくさんいます。
持つものが持たざるものに分け与えよう、という考え方で
やたらと人にものをあげたり、路上生活者に施しをしたりします。




あんまり近くに寄れなくて…テーブルが遠い。。

その最たるものは、
ラマダンの最中、モスクの前や街の広場、
市場の入り口などで見られます。

日没直前、こうした場所を通りかかると、
広場に大きなテーブルをいくつも出して、
大の大人が何人も集まって、みんな食事の用意を整えて
「あとは食べるだけ!」の状態で日没を待っているのを見かけます。

一見、仲のいい人達の飲み会かなー?
(いや、アルコールは厳禁やけど)
とか思っちゃいますが、これは全て、貧しくてご飯も食べられな人達に
お金持ちの人が料理を振る舞っているのです。

だから、私たちは読めませんが、そうした食事の場には
大きな横断幕なんかがかかっていて、
「ナントカさんのお蔭でみんな食事ができます、ありがとう!」みたいなことが
書いてある(らしい。)

弱者をみんなで助ける、
という考え方が染み付いているんだなーと思いました。