Willie Wisely | RUBYBIRD

Willie Wisely



Willie Wisely
SHE



一風変わった、アメリカン・シンガーソングライター。
さらっとポップ。
ビジュアルは結構王子様系かも。王冠1

最近なんだか、
上質のポップって贅沢かもって思ってる。

「ポップ」って言葉は氾濫してるけど、
ロックとか、ソウルとかに比べて、
ただただポップなのってもしや
すごく難しいんじゃ?

特徴がないようであるのが、
実態がないようであるのが、
意味なんてないようであるのが、
じつは一番深いかなあ
って
思います。

ほかのジャンルに比べて、
すごく陳腐になりやすいのも
ポップだし。



で、
肝心のウィリーさんですが。


実はこのCD、一度は廃盤になったらしいの。
それを「くるり」の所属するレーベルが再販をかけたという
いわくのある1枚。



歌のひとつひとつに、
くるりの岸田くんがコメントをしてます。
愛だこれは。


名盤なので、是非。
かなーりポップなのに、全然陳腐になってないのは
楽曲のすみずみまで高い完成度だからかな。
ポップ=子どもっぽい
と思い込んでいた人にとっては
ウィリーのこの大人ポップは目から鱗で、
くせになると思います。





ところで、
アメリカのシンガーソングライターとなると
どうしてもエリオット・スミスに触れたくなるのだけど、
(ソウルでもジャズでもロックでもバンドでもない
「シンガーソングライター」という部類で見たときに)
エリオットの世界観は、
きれいでメロディアスだけどとても悲しくって、
どことなくレイモンド・カーヴァーの物語とかぶる。

いっぽう、
彼、ウィリー・ワイズリーの世界は
おなじアメリカン・シンガーソングライターではあっても、
全く別次元で、ポップでちょっと大人で、
ひとくちに「大人」といっても、アダルトというよりは
なにか分別があるというような意味あいで、
そんな「大人」が好きに楽しんで曲を書いた
という感じがすごくする。

(そうか、エリオットはいい意味で大人じゃなかったのか、と書いてて気づいた。)