ロストジェネレーション by朝日新聞 | RUBYBIRD

ロストジェネレーション by朝日新聞

朝日新聞朝刊一面で連載されている
「ロストジェネレーション」
というコラムが面白い。




現在25歳から35歳までの年代を
「ロストジェネレーション」と位置づけて、
元旦以来コラムが連載されているのだ。

ロストジェネレーションとは、
元来、アメリカにおいて第一次世界大戦後に
青年期を迎えた世代を指す。

第一次世界大戦以降、
世界の価値観は様変わりしたそうだ。知らないけど。
でも少し考えてみても、
ひとつの戦争で国ひとつなくなるような
大量破壊兵器が出現したのがこのあたりだから、
「戦争」というものの見方ひとつでさえ
かなり変わったはずだ。

若くてなんでもできる!と思う年頃に、
激しい価値観の様変わりを経験した世代と言える。


一方、日本においての「ロストジェネレーション」は、
青年期のバブル崩壊を経験した世代。
子供時代に好景気/バブルの恩恵を受けるけれども、
バブル崩壊後の「失われた10年」に大人になり、
就職活動や就業時においては一転して、
経済停滞の影響をもろに受けた。

当コラムでは、そんな「ロストジェネレーション」の生き方に
焦点をあてている。




わたしもちょうどこのロストジェネレーションにあたるのだが、
連載に登場するどのひとにもどこか
「わかるな~」
って思う。それが面白い。

1、2年のサイクルで転職を繰り返す人も、
いいんじゃない?と思うし、
大きな夢を語るのでなく、地方行政に携わりたいという
若い議員の地に足の着いた感覚も、とても正直なかんじがする。
詐欺まがいのセールスも、生活のためと心を殺して続ける人。
その覚めてぱさぱさした心境。そんなふうになったことがないなんて言えない。

そのどれも、
本人がそれでよしとしているのであれば
よいのでは?
と思う。
(もっと正確に言うと、
とやかくいうつもりは毛頭ない、
に近いけど。)


この世代がどんな世代かを強いて言うなら、
すごく自分本位というか、
価値基準が「自分」というのが徹底している世代なのではないか。
「自分らしく」とか「マイペース」とかいう言葉が
特に好きな世代だよね。

でもこれは実際私自身も苦しんだことなのだけども、
自分らしくとか、自分基準で生きてこうとするには、
それなりの自分がないと
とても辛いよね。

自分はこういう人間だ、とか
自分はこれができる、自信がある
自分で自分を肯定できる
というのがないと、
どこにもたどり着かない感じがする。

自分探しなんかしなくても、
以前だったら「男とはこうあるべき」とか
「仕事はこうあるべき」とか決まってたから
別に困らなかったけども、
今は自分なりの答えを探さなきゃいけないから、
考えようによっては楽しいけど、
自力で考えなきゃいけないから大変だよね。

もしかしたら、
いま心の風邪になる人が増えてるのって、
考えることが物凄く増えてしんどいことが多いからかなあ
ってふと思ったよ。


逆に自分をしっかりつかまえていられれば、
とても自由な感じのする、清々しい世代でいいなー
とも思った。
それが難しいのだけども。



兎に角、朝日新聞のこのコラムは面白かった。
うちは新聞をとるのをやめたのですが、
こうした社説やコラムがもっと読みたいから
新聞とろうかな…
という気になりました。





話は変わって・・
朝日新聞でこんな広告賞を実施しています。
今年からじゃないかな?

面白い。
朝日新聞社って割に官僚的な企業なのに、
ときどきとてもクリエイティブというか、
びっくりするほど柔軟な発想が生まれる不思議なところだと思う。

http://www.photo-colle.jp/