ラムネ1週間分 | RUBYBIRD

ラムネ1週間分

夏休み、小学生の頃は
毎日、市営プールに通っていた。
入場料100円と、ロッカー代の50円、
プールの外にはひと夏じゅう屋台が出ていて、
そこでラムネなんか買った。
ちょっと金持ちだと、かき氷やカップヌードル(当時アコガレの食べ物)
なんか食べた。

水にふやけてだるくなった体が回復してくると、
今度はチャリを飛ばして
駄菓子屋兼ゲーセンみたいな店に入りびたる。

その店に行くとちゅうに、大きな本屋ができた。
クーラーめあてに冷やかしに行った。
小4くらいだったか。
ちょうどナウシカやトトロが世に出たくらいで、
みやざきはやお というオジサン(多分、)の名前は、
子供でも知っていた。
ちなみに駿は読めなかった。

本屋で見つけたこの本は、
これまで知っているみやざきさんの話の中でも地味に思えた。
でも絵がキレイだったから、
結局本屋で読了した。


難しい本だった。
サベツ とか ドレイ とか ヒンコン とか カミサマ
とか、
全然わからなかった。

あと、
この本はラブストーリーでもあるのだが、
恋=りぼん の典型的女子小学生だった私には、
正直わかりかねた。(わはは)

でもとにかくこの本が欲しくてね猛烈に。

・・・
貯金しました。ラムネも飲まず、クジも引かず。
そんな本です。


シュナの旅
シュナの旅  宮崎駿