お風呂で手に治りかけの傷を見つけた、
一週間ぐらい前からある傷、
最初見つけたときは血が出てるのかと思った、だって傷口を擦って血が伸びたような傷だったから、
またかぁ、
今度はどこで傷付けたんだろう、
今回は傷痕が残りそう、
知らないうちに傷が増えてるのはよくある事、
この前だって週1で行ってる病院の看護婦さんに『これどうしたの?』っていわれて気づいた。

私は昔からドジだから傷は昔からよくある方だった、でも、最近は本当にいつ怪我したのかわからない状態。


本当に最近鈍くなってきてる、原因はわかってる。

親は二人とも頭の良い人で、自分で、自分のやりたいことを実現した人だし、
親戚も皆ちゃんと自分の道をしっかり歩いてきた人達だから、昔から期待されてるのは知ってた、だから、
っていって人の所為にするのは違うってわかってるけど、
だんだん物事に対する力の入れ方がわかってきてからよく『ふり』をするようになった、
だいたいは『鈍いふり』や『ちょっと抜けてるふり』、
みんなの期待が大きくならないように、
自分のなかではしっかりわかってるから。
でも、長い間やってるとそれは『ふり』ではなくなっていった。
いつの間にか『ふり』に『自分』が飲み込まれてた。

それに気づいたときに『自分』ってなんだろうって思った。

『ふり』の『自分』だから今の私のいる道があるわけで、
期待は弟に押し付けてきたわけで、

多分今から『ふり』を止めても駄目、もう『ふり』じゃないんだもん。それが『自分』なんだもん。


そんなことを新しく見つけた傷を見て考えてた。

でも、昔から成長して、いろんなところに注意がいくようになって危険が把握できるようになってもドジなのは変わらない。
この前もなんにもないところで転ぶとこだった。

あー、危ない。