鬱病になる前は毎年この時期にお食事会を開いていた。
鬱病になったら人と会うこともできない。何をする気力もない。真っ暗な重圧の中で、泣く気力さえなく、もうダメだと思っていた。自分はこのまま終わるだろうと思っていた。
今年の4月に状況が少し好転した。職場の人事異動により、人間関係と業務内容の両方がよい方に転換した。それから少しずつ、心から不安や恐怖が薄らいできた。
お仕事がパニックにならずにできるようになってきた。職場の上司や同僚と恐怖感がなくお話しできるようになってきた。
5月の終わり頃までは、お休みの日も外出ができずに部屋に閉じこもっていた。眠剤を使っても一晩中一睡もできない日も度々あった。6月くらいから外食ができるようになった。7月にはユーミンのLIVEに出かけることができた。8月から医師と相談して抗うつ剤を段階的に減薬した。9月に沖縄に行った。このとき少しふっ切れた感じがした。11月には所用のために台湾に行った。昨年の10月と11月は長期病気休暇を取得してずっと家の中に閉じこもっていた。家族から、死んだ魚のような目をしていると言われた。
9月に沖縄から帰ってきたとき、もしかしたらお食事会を開催できるかも知れない気がして、お友だちに相談してみた。私がそこまで回復していることを喜んでくれた。「お食事会やってみなよ。でも無理は厳禁だから急にキャンセルになっても大丈夫だよ。」と言ってくれた。10月の初めにお食事会のメンバーに案内のLINEを送った。みんなずっと私の鬱病を心配してくれた大切なお友達。
そして昨夜お食事会を決行することができた!
中華料理を11品作った!