ガスボンコ。
キッチンに立っていると
後ろにいた主人から謎の暗号のような
言葉が聞こえた。
お茶碗を洗いながらガスボンコとは何かを
思い巡らせていた。
テーブルの上にプロパンガスのチラシが
置いてあったのでピンと来て聞いた。
「この人がガスボンコ?」
「そう。そしてこの人がガスボン太。」
恐怖すぎる。
なんと、そのボンベ達には名前が既にあるのだ。
確かに、主人がえるみちゃんとつぶやいていたとしたら、このチラシの事を話していると私は気が付かなかっただろう。
これはもう、ガスボンコ、ガスボン太に改名したほうが良いのかも知れない。
洗脳されつつある自分も恐い。



