この前キャンプで焚火をしていた時


「豊かな時間ってこういう時間のことを言うのだよな。」


と思っていた。


ただただ旦那さんが火をくべて、燃え盛る炎と星空を眺め


愛犬を抱っこしながら、しっとりお喋りをする。


「焚火はちっともエコじゃないよね。」


二酸化炭素を放出しながら木を燃やして灰にしてしまう。


日本中の人が一気に狼煙を上げたら大変な環境汚染。


なのに豊かな時間と感じた。


この前のキャンプで初めて焚火をしたわけではない。


豊かな時間と感じる感性が変わったんだろうと思う。





今日はスーパームーン。


あいにくの雨模様。というか台風。


せっかくの大きな月が見えないね。


まだ付き合っていた頃よく旭山公園にドライブしていて


その時見た月の中に、恐ろしいほど赤く大きな月があった。


何か不吉なことでも起きる?


宇宙戦争の前触?


吸い込まれそうなほどの月だ。


その時思った。


「このまま地球がなくなってもいいな。」


本気でそう思っていた。


隣にはその当時の彼である旦那さんがいたから。


私の本気がその程度でよかった。


その時地球がなくなっていたら


焚火で豊かな時間を感じることもなかったのだしね。


スーパームーンという言葉もその当時から


あったのかもわからないけど


大きな月を感じると思い出すその時の気持ち。






昔あった雑誌に素人投稿していた大槻ケンヂ。


そのペンネームが『ビッグムーン大槻』


だったことも思い出す、そんな夜。