高校2年生の誕生日に友達にもらった
マグカップ。
この紫色が好きで未だに現役。
だけどさすがに表面の塗装もはげてきてしまって
もう手放さなきゃいけないな。と思っている。
とても使いやすいカップ。
線がとても使いやすかった。
これを使うたびに友人を思い出す。
この飽食の時代に物持ちが良いが
友人を思い出して手放せないままここまで来た。
ある日ファイヤーキングのこのLIBRAのカップを
物欲しげにずーっと見ていた。
その日は買わずに帰った。
その年の私の誕生日、娘からの似顔絵と
友人夫婦からのメッセージと一緒に
このカップが贈られた。
友人は、見に行ったその日にもう予約
していてくれたそうだ。
泣いた。
私のだけだと可哀想だからと
誕生日でもなんでもないのに旦那のカップも
プレゼントしてくれた。
これを毎日使うたびに友人一家を思い出す。
いつも支えてくれていると感じる。
マグカップと友人と私の物語。

