我が家の可愛いルビー。
先月の末頃お腹にしこりがあることに
気付きました。
病院に連れて行くと合計9個のしこりが
あるとわかりました。
実はその1ヶ月くらい前に主人が
「なんかしこりがある!」と言っていたんですが
私は「乳腺が張っているんじゃない?」と
その小さなしこりを見逃してしまったんです。
メスのワンコは乳腺症になりやすいため
その予防策として避妊手術をすることが多いですよね。
私は、健康な何も支障がない状態で
メスを入れるのは自分でも嫌なので
我が家のワンコたちも手術しないできています。
病院で言われたのは2回の手術が必要。
お乳を1列と子宮を取る手術で1回。
1ヶ月あけてもう片方のお乳で1回。
縦長に皮膚を裂くので皮膚の再生の為に
いっぺんには出来ないとのことです。
手術は当然するものだと思っていたし
その場で「はい、手術します。」と言うつもり
だったんだけど、「おうちに帰って考えてからお電話
ください」と言われて帰宅。
それからというもの悩み続けました。
ワンコは全身麻酔は何回もしないほうがいいという
風に思っていたけど
獣医さんは「人間だって必要だったら何回でも
麻酔かけますよね?」という返答。
そこでまず獣医さんにハテナマークが付いたけど。
家に帰って、同じダックスを飼っていて以前
同じ手術をしている友に話を聞いてもらい
「元気に手術出来るうちにした方がいいと思うよ」
と言ってもらい、本当にそうだと思ったし
やっぱり長生きして欲しいから
手術すると決めて次の日に電話をし、
3月31日に手術に耐えられる体かどうか血液検査を
する為にルビーは朝から断食し、病院に連れていった
んだけど検査する前に
「2回も手術することが引っかかるんです。
弱ってしまわないかどうか。」と言うと
「もう10才といえど若いからこれから5,6年生きる
ことを考えたら取ってしまったほうがいいですよ」とか
「しこりが小さいうちに取ると生存率がはるかに高い
んですよ」と言ってドヤ顔で専門書のグラフを見せたり。
なんか、ルビーのことよりも
「この人手術したくて仕方がない感じ?」と思ってしまい。
ルビーは今、とても元気なんですよ!
飛んだり跳ねたりニコニコして。
それが手術したらグッタリとかしないの?って聞いているのに。
リスクについては触れようともしない。
私たちが不信感を抱いているのに気付いたのか
「もし私が手術するのが不安なら大きい病院紹介
しますよ。私が前にそこにいた時もうんぬんかんぬん」と
言い出したので、どっちみちこの人には任せない。
と思った。
で、もう少し考えます。と言って血液検査もせずに帰った。
4月10日。前に務めていた会社の先輩とお食事。
その際ルビーの話もして。
その方はゴールデンレトリバーを去年亡くしたんだけど
ルビーと同じ乳腺のしこりを10歳の時に見つけて
手術も考えたんだけど全身麻酔を2回していたから
切らずにそのままにしていたそう。
結局、こぶし大程の大きさにまでなったけど
17歳まで頑張って生きてくれた。
きっと良性の腫瘍だったから長生きしてくれたんだと思うけど、
その方の「2回も手術をすることで体力が落ちたらルビーが可哀想だ」
という言葉で手術をしないことに決めた。
前に話した友人のご近所のシーズーが手術をしないまま
過ごしていると聞いて、そういう選択もあるのか。と
思っていて、何か決断をする後押しが欲しかったのかも知れない。
手術をして成功したら「手術してよかった!」と思うだろうし
失敗だったら後悔するだろうし
手術しないで寿命が短くなったら「手術したらよかった」と
後悔するだろうし。
何をしても後悔するリスクが付きまとうのであれば
ルビーの今の元気を維持するほうが良いのではと思いました。
4月21日。毎日しこりの大きさを手で確かめている。
あまりむやみに触らないようにしているけど。
大きくなっている所が4箇所くらいある。
大きくなる速度が早いと思うけど
今のところルビーはしこりを気にするふうもなく元気。
とにかく何が起きようとすべてを受け入れる覚悟を決めました。
しこりが破裂しちゃうかもしれない。
どんなにルビーが辛くとも一緒に生きる覚悟が出来ました。
ルビーが楽しく毎日を過ごしてもらえるように。
ルビーと私はいつも一緒に寝ていますが
寝る前に必ずする儀式があります。
「私はルビーの事がだーいすきなんだけど、
ルビーは私の事好き?」と聞くと
言い終わった時にルビーが私のあご(口は舐めらせません)を
ペロっと1回舐めてくれます。
それをしてから寝ます。愛おしいルビー。
ルビーの事はすべて私が決断をして
ベルの事は旦那さんが決断するそうです。
一緒に寝ている担当が決めるようです。