ここは...
名古屋市 旧川上貞奴邸。
日本初の女優と謳われた“川上貞奴”と電力王と称された“福沢桃介”が大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅とか...
【川上貞奴プロフィール】
明治4年(1871)生まれ。
16歳で芸者となり、23歳で書生演劇の川上音二郎と結婚。
川上一座のアメリカ巡業で、女優として始めて舞台に立つ。
ヨーロッパに渡り、明治33(1900)年のパリ万博でマダム貞奴の名は、一躍有名になる。
音二郎の死後、福沢桃介の事業パートナーとして、また自らも事業家として「二葉御殿」で暮らした。
【福沢桃介プロフィール】
明治元年(1868)生まれ。
福沢諭吉の次女ふさの婿。
名古屋電灯(株)の取締役になった頃から電力事業に乗り出し、大同電力(株)を設立。
名古屋を拠点として、木曽川水系に大井発電所はじめ7ヶ所の発電所を設立。
電力王といわれた。
名古屋の観光名所が数ある中、大正浪漫を感じさせるお二人が暮らした館...
とても心惹かれる場所でしたので訪れてみました。
1920年、貞奴が49歳の時に「川上絹布(株)の女社長となり新築した二葉御殿。
15歳の頃から旧知の仲であった桃介(52歳)と共に暮らした御殿...
連日連夜、政財界人や文化人のサロンになっていたという...
和と洋を取り入れたモダンな建物でした。
この綺麗な、らせん階段といい...
ホールの所々にあるステンドガラスといい...
もう...うっとりの連続でした。
最終的に貞奴は...
昭和21年(1946)に熱海の別荘にて、享年75歳で生涯を閉じ...
桃介は...
昭和13年(1938)に渋谷の自宅にて、享年70歳で生涯を閉じる。