昨日9月9日、父が86歳で天国に旅立っていきました
4年前から心臓病を患い、昨年11月に入院した際に認知症が一気に進んでしまいました。
神経内科の先生からは、自宅での介護は絶対に無理だから、退院したらそのまま老人ホームに入るように勧められていましたが、母は絶対に家に連れて帰るといい、退院して来ました。
家での介護は無理だと言われていたのに、家に帰ると認知症の症状はだんだん良くなっていきました。
スプーンで流動食しか食べられなかったのが、普通食を箸で食べられるようになり、言っていることがまともになっていきました。
冬を越し、春になり、見れるうちにと色々なところに桜を見に行きました。
春が過ぎ、週4回のデイサービスにも通い、だんだん元気になっていきました。母は、デイサービスに行かない日は、車椅子に乗せて散歩に連れて行きました。
夏になり、暑さのせいで出かけることが出来なくなり、だんだん認知症がひどくなっていき、昼は寝てしまい、夜は起きて何をやっているかわからないような生活が続いていたそうです。
母も介護に疲れてきて、それでも病院に入院したり、老人ホームにはいってしまったら、ベッドから動けないようにされてしまって、かわいそうだからと、自宅介護を続けていました。
8月の暑さを乗り切り、秋になって涼しくなったら伊豆の別荘にも連れて行って、普段も散歩に出てと思っていた矢先でした。
とうとう父はちから尽きてしまったのです。
こんなにあっけないと思いませんでした。
孫に会いたがったいたのに、なんでもっと連れて行ってあげなかったんだろう・・・。それだけが心残りです。
母の介護の限界を悟って旅立っていったようにも思える父でした。
いつもお母さんは立派だと、お母さんは本当によくやってくれると感謝していました。
最後まで家で、母に介護してもらって逝った父はきっとしあわせだったことでしょう。
仕事一筋に生きてきた父、天国でゆっくりして下さいね。