[1]につづく
私は、もともと自律神経の調子があまり良くなく動悸や息苦しさ、食欲不振などいつものことだと思い、まだ自分が心の病とは気づきもしませんでした

それでも20代の頃はとにかく仕事が楽しく、がむしゃらに突っ走った感じでした

日々の雑務・取引先各社への報告・エステ・メイクなど本当に多忙でした

上から教えてもらった記憶はほとんどなく、本を読んだり、やりながら覚えて行ったという状態でした。
ほとんどを1人でこなすのは大変でしたが、そこは若さでカバー

店長自身も子供がまだ小さく余裕がないのを察した私は、よほどの事情がない限り休暇の希望も出しませんでした

今になって思えば、このことも一因でした

そして、想像以上に仕事のできない同僚への不満が徐々に溜まり始めたのもこの頃からだったように思います

この時私は、あの日の美容部員さんの言葉を実感し始めていました
