テンポの速い曲を転ばず(規律正しく)に弾くことは至難の業です。

特に、最近感じる指の動きの衰え

速い曲の中には、スケールやアルペジオがふんだんに使われているものがあり、

ポジション移動や、移弦などが続くと、音符が抜けたり、かすれたり、

とにかくパッセージがスムーズではなくなります。

スケールをしっかり毎日練習していれば、多分?難もないわけですが、、、、(してない)

考えられる転ぶ原因を考えてみました。 

① 弓と左指の一致の問題  

その旋律を、フォルテで、ワンボースタッカートで練習します。

できるだけ弓を使わずに練習すると効果的です。

あとは、その旋律の音を一つずつ増やしていく練習法です。

走ったり、転んだりしているのは、その音が鳴ってないからで、

意外とその音自体聞こえてないことに慣れてしまってる場合があります。(こわ~)

メトロノームでできるだけ細かくきざんんでしっかり音を聞きながら、練習する必要があります。

左指全4指は弦から近くにセットしておき、

移弦の際には、弓もできるだけエコノミックに使うほうがいいかもしれません。

 

速いパッセージの一つ一つの音をクリアーに輝かせるために、

自分にあったボーイングやフィンガリングが必ずあると信じて、

それを発見するまで妥協はしてはいけません。

 

 

② 左指の問題。

若い10代の頃は結構無理やりでも弾けちゃったりしますが、

年をとるにつれてやはり神経も筋肉も鈍くなりがち。。。左指の問題。

今日、気づいたのですが、スケールで転んでいる箇所を分析してみると、私の場合、下降系である事を発見。

つまり、弦から指を離す力が弱いのです。

弦を押さえる力と、弦から指を離す力があってこそ、一つ一つの音がはっきりするわけです。

離す力とは、筋肉がリラックスしていないと離れないわけで、

多分、左手、腕、もしくは、肩などに、力が入ってるのかもしれません。

よく、手の指を鍛えたほうがいいとか、関節が強くするための運動とか、言われますが、

ヴァイオリンの場合は、私は、ストレッチのほうが効くのではないかと思います。

ストレッチとは間接を伸ばして筋肉の伸張と収縮を繰り返すわけですが、

指が動かないのは筋肉が萎縮しているわけで、その筋をほぐすことが重要なのではないかと。。。

 

書いてみると意外と単純なことなのですが、考えずには、弾けません。

さて、あと、2週間、明日から1週間、6時間体制に入ります