特別なモノ

業務用ビデオゲーム機「スペースフィーバー」(任天堂,1979)を入手して以来、半年が経過しましたが、未だに『3面クリア』と『3000点』の壁をなかなか越える事ができません。
この「スペースフィーバー」は、敵が左右に分かれ攻めてくる『Aモード』,次々と敵の援軍が攻めてくる『Bモード』,一般的なインベーダー・ルールの『Cモード』の3種類が選べる訳ですが、『ゲームクリア』の概念がない『Bモード』が、かなりアツイ!
一列ずつ敵は登場しますが、全滅する事は無く、絶え間なくゲームを続行しなければなりません…。
加熱する「インベーダー・ブーム」ピーク時には、100円玉を積み上げ、何万円も費やした人が多くいたそうですが、その気持ちは判らないでもないです。
無機質なゲーム内容ゆえ、終わりが見えてこない。そして、時間を忘れる…。といった危険な精神状態に陥ります。やはり、当時の人は本気でインベーダーに侵略されていたのかも知れません。
今では、3歳児の甥っ子ですらDSをプレイする時代になり、ビデオゲーム(この言い方はもう古い?)は身近なものになりましたが、改めてゲーム機が『特別なモノ』だった時代のゲームをプレイすると、少しだけ特別な事をしている様な不思議な気持ちになります。
そして、これら素朴なゲームで最大限に楽しめた当時の人が、うらやましく思えてきます。
一体、この機械は何人の真剣な表情を見てきたのだろう?