おすすめ図書「日本グランプリの名車たち」

先日、学研より『AUTO JUMBLE』の別冊として「日本グランプリの名車たち」が発売されました。
最近、よく見掛けるDVD付のムック本なのですが、この手のモノは本かDVDのどちらかが、テキトーなモノが多く、価格も雑誌の割りに値が張るので、購入には少し躊躇します(2800円だが…)。
しかしながら、この「日本グラ…」は素晴しい!付属DVDは、貴重な'69日本GPの模様を余す事無く収録。30度バンクを駆け上がる6L,V12搭載のR382。大迫力です。
又、冒頭に収録されている「ポルシェを鍛えたル・マン24時間」では、'60年代前半のカラー映像等、レア映像満載!そして、後半に収録されている「スカイラインの足跡」が、非常に興味深い。谷田部での『R380』高速実験やGT-R開発風景が、当時の日産プリンスのPVによって編集されています。
全篇100分。この手のDVDにありがちな『当時を語る…』的な少し萎える現代の映像が全く出てこないのが素晴しいです。資料本の方も、写真が大きく、社会の時間に資料集や地図帳ばかり見ていた輩には嬉しい内容です。勿論、解説も詳しく掲載されています(マニアの方はご存知の内容ばかりですが…)。
とりあえず、資料本片手にDVDを観る。無意識にそういうスタイルが形成されていました!まさに『学研』恐るべし!といった感じです。