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最近、オートバイやクルマにインテリジェンス・キー等が採用されていますが、必ず脳裏をよぎるのは『NSR('94以降のMC28系)』のカードキーです。
イグニッション・キーがカード!ただでさえ少年心をくすぐるシステムなのですが、さらにサーキットユースを考慮し、リミッターカット,マップ変更が容易に行える「HRCカード」まで設定されていました。と言う訳で、禁断のカードがなぜか手元に…。
もはや、どうでもいい話ですがカードキーには「レースガソリン・ドライ用」,「レースガソリン・ウェット用」,「無鉛ハイオク用」,「ノーマル」の4種類があります。ちなみに画像はノーマルとレースガソリン・ウェット用の様です。
『サーキットも走れ、公道も走れる!』
正しくヘルメットに角をはやした少年達の夢を叶える画期的なシステムですが、当時サーキットに自走で乗りつけ、カードを差し替え、レースガソリンに入れ替え、サーキット・ランをした人がいたのだろうか?ノーマルタイヤで、サーキットでフルパワー?いろいろな疑問が湧いてきます。やはり、『峠でこっそり使えや!』といった禁断のカードだったのかも知れません。
とは言え、走行中に大きめのギャップでカードがズレて、急にイグニッションOFFとか、バッテリー状態が悪いとエンジン始動ができなかったり、ハンドルロックが解除されない(※)等、課題も多く、ちょっと早すぎたハイテクメカだったと思います。それでも、このカードの存在によって、MC28は『ボク40馬力だけど本当はもっと凄いよ』みたいな『オーラ』を放っていました。
最近のスーパースポーツには、この様な『禁断のオーラ』を放つマシンが減って淋しい限りです。カードを手に、ふと思いました…。
(バックのファミリーマート・ホンダのステッカーは'88の鈴鹿8耐の物で全く関係ありませんが、何となく置いてみました)
※ヒューズボックス・ブランク部分にヘッドライトヒューズを差して、キックすればハンドルロックを解除できます!