雨が降ってきたなー、と急ぐ気持ちで車を走らせてた仕事帰り。

信号待ちしていたら

なーんか変なものが視界に入った。


なんだ?


・・・と思って見てみたら

路肩にある花壇から人の足が・・・!!!


よーく目を凝らしてみると

自転車に乗ったおじーさんが、傘をさしたまま花壇に刺さって・・・

失礼、転んでいました。


大急ぎで車を停めて、

どしゃ降りの中、おじーさんの元へ。


「大丈夫ですか?」


声をかけても反応がない。

ぎょえーーー。ここで救命処置をしなくてはならないのかしら・・・と変な汗が出た。


3回ぐらい、声をかけたら


「・・・うーん。痛たた・・・」


と、おじーさんが目を開けた。

手足も動いてるし、大きな外傷、流血もなし。喋れる。

大丈夫だ!と胸をなでおろしつつ、

おじーさんを引っ張り起こそうとしたんだけど

足に力が入らないようで、なかなか起き上がろうとしない。


どしゃ降りの中、うんこらうんこら引っ張って、

やっとの思いでおじーさんを引っ張りおこすと


「世話になったね~。あー、もう傘使えんなぁ」


と、言い残し、ハンドルがちょっと曲がった自転車にまたがり

泥だらけのまま、おじーさんは行ってしまいました。


・・・。


このバキバキに折れた傘は、どーしたらいいの?


つーか、大丈夫か、おじーさん。



どしゃ降りの中、立ちすくむ私。


そういえば、私がおじーさんを助けている間にも、何台も車が通りかかったけど

だーれも手伝ってはくれなかったなぁ。


世間って案外冷たいものね。