処分 | 7人の花嫁

7人の花嫁

和みカフェにようこそ

私は 波があるけど
長い 長い時間
いろんなものを処分
してきた
本 服 家具 食器
ぬいぐるみを含む
小物
あと 子供達以外の
写真 自分の 二十歳のとき

のアルバム 単に
ダンボールに入りきれない
という理由
と 私が いなくなって
娘か妹が
処分しなくちゃいけないんだ

って 一冊まるごと捨てた
20の思い出は 心の中に
焼き付いてる
もし 認知症に
なって思い出せなくても
いい

人間関係も
処分という言い方は
いやなので
やめた 


どんどん 処分して
スッキリして

どこか
キッパリ 捨てる
自分が
誇らしく思ってた

そのくせ

子供達のもの
初めて書いた絵とか
靴下 
習字
通知票
まだある
写真も
ごっそり

できれば
引き取って
もらいたい

誇らしい自分

と書いたが
私は 今まで
震災の事について
自分の記憶する中で
ほとんどない

私が 書くと
なんというか
薄っぺらい
嘘くさい
気がして

ものを処分する私

否応無しに
何もなくなった
人たち

私は 祖父が亡くなった
年の お年玉の 封筒
おじいちゃん 直筆の
私の名前 しかも
漢字が違う 封筒を
処分できない

偉そうに
私 シンプルな 生活です

言ってるけど
大事なもの 人を
無くし 失くし 亡くし
ごめんなさい

と 思います

これが 今日の 私の
日記です