河口付近にあったので
早朝から 漁船の
無線やポンポンという音が
聴こえる
夜は 呑み屋から
カラオケなのか
とにかく 酔っ払いの
怒声 笑い声
父方の祖父の家は
本当に海岸沿い
朝ー夜 ずっと波の音
海がしけると 波の音も荒い
ただいつも 浜辺で 遊んだり
スケッチブックを
もって
絵を描いたり
夜 おばぁちゃんと
けんかすると
よく 真っ暗な
海岸で 沖にみえる
イカ釣り漁船を
眺めていた
よく 拉致されなかったと
思う 隠れ場もあり
カップルが 連れされそうに
なり 逃げて 逃げて 民家に
保護された時期
めぐみさんとは
そんなに年も
離れてない
波の音は 眠りを誘う
今住んでるとこは
国道 商店街 の近くで
山から吹き下ろす風の強いこと
今 天気が荒れているが
あきらかに
台風の風の音じゃない
さぁさぁ もう 来月あたり
雪降らしちゃうからね
寒いよ ドカーンと
降らすよ という
警報の 風の音
寒いし ヒーターも
エアコンも
あるけど
捨てちゃった
コタツぶとん
コタツはしないって
決めたんだから
もう この風の音
いいです
なにか 唸りごえに
聴こえる