忘れられない 初めての四国 | 7人の花嫁

7人の花嫁

和みカフェにようこそ

 今から13年前 義理のお兄さんが

高知は土佐清水市 の とある病院で

亡くなった

正しくは 元夫の 姉のだんなさん

とにかく豪快な人だった

五月の半ば 急性白血病で 

急きょ あまり 抗ガン剤を使わないことで

有名らしい 土佐清水の病院に

富山から入院

危篤の電話が あったのは6月の 月曜日

朝から頭が痛いと 元夫に
ぐずぐずいい
とにかく 小学生だった長女だけ
なんとか学校にだし
あとは 痛みに耐えていた

9時 姉から危篤の電話
一時間で 中学生 小学生二人
幼児一人 だきかかえ
何度も電車を乗り換え

四国についたら 黒潮鉄道にのりかえ
中村市から タクシーへ

12時間はかかったと思う
待っていたかのように 1時間後兄は
亡くなった

四国は 蒸し暑かった
いつかは見たいと思っていた
四万十川も なにがなんだか

帰りは バスタイプの
タクシーだった

もし あの時 と いまさら
考えても 仕方がない

その後 少しづつ 家族は
バラバラになっていった

今も 元お姑さんや姉は
家族と思っていただいているが

変わっちゃたよ
みんな
その後