僕の名前は
雪夫 年は10さいです
小さいながらも 新築の家と やさしいおとうさん
短気なおかあさん ふたりのおんなのことくらしていたんだよ
家のすぐ横にある川の土手で泣いてるとことを おねーちゃんたちに
助けてもらったの ぼくちょっと 色白だから おねー 言葉だけど
きにしないで 新しく建った家には白黒ねこの先輩がいて
ぼくがどんなにいやなことしても 怒らない ねこができてるっていうか
大人って言うか
ぼくは生まれたてだったから おねーチャンがぜーんぶお世話してくれた
トイレとかあとミルクもつくってくれたしね
突然台風・嵐 なになにこれって
あっという間に この家の人たちばらばらになって
僕よりはおおきいけど ちびさんたちはかわいそうだったな
お父さんやさしくてだいすきだったけど 一度おかあさんがずーっと泣いて
たから ぼくぺロっと涙ふいてあげた
しょっぱ それから車にゆられて おかあさんの妹の
うちに もらわれてきたんだ でも 人生いろいろあるけど
7歳も年下のしかも超ブラックのお嫁さんももらったんだよ
人生10年生きて ねこなりにいろいろあったけど
幸せだにゃ ありがとう
