・「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」
→具体的な存在について言及を避けるなら「無は無であるという真理は存在する」
→具体的な存在について積極的に述べるなら「あるとは、否定されず残った事象である。否定できないものは、すなわち、ある。なぜ、否定できないのかと問われれば、それが世界にとって自明で、そうなるしかないから」という仮説を提案する。

・「なぜ世界はこのようになっているのか」
→同一律が存在する。同一律は、世界がとりうる状態を制限しており、世界がとれる状態は限られている。
例)「無は無である。ゆえに、無を含んだ世界は存在できない。世界が有るならば、無が無い世界しか実現できないようになっている」

・物理法則や数学が、なぜこの世界で効力を発揮しているのか
→物理法則や数学の根底に否定できない真理があるから。否定することのできない真理は効力を発揮するしかない。
例)「無は無である。ゆえに、世界が有るならば、世界は有で完全充填された連続体でなければならない。完全充填された連続体というのは数学や物理で書き記すことが出来る(と予想される)」

 


〇感想
表現できたことに感謝します。背負っていたものがなくなり、身が軽くなった心地です。
読んでくださる方がいらっしゃれば、筆者のこの上ない喜びでございます。
ありがとうございました。

2024/6/11 ほしのりふみ