息子くんが経験した早慶高校受験

前回の続きです。(入試日は2024年です。)

 

 

2月09日 早稲田大学本庄高等学院

受験会場は早稲田大学です。数多くの受験生が正門から中に入っていきます。子供が見えなくなるまで正門前で見送る親御さん達。その後、親御さん達は大隈講堂内で待機します。

 

息子くんの話だと、正門から入り試験会場に向かう間、早稲田中学の生徒たちが窓から受験生たちを見ていて「皆んな緊張してんのかな〜」と野次を飛ばしていたそうです。ちょっとね、いかがなものかと思います。三年間、必死に勉強してきた受験生たちに対してかなり失礼です。ムキー 数多くの受験生がその野次を聞きながら受験会場に向かって歩きました。早稲田中学の関係者の方がこのブログを読んでいたら、早稲田の品格も損ねるので、来年以降、お願いですからやめさせてください。

 

早稲田本庄に入学する場合、我が家からは新幹線通学で往復3.5時間かかります。これだと学校からダッシュで戻っても水泳(選手コース)の練習時間に間に合わないので、選手コースは退会せざるを得なくなります。

 

 

2月10日 慶應義塾高等学校

この日は慶應義塾高等学校(一次)と早稲田実業、開成の受験日が重なります。またその他の大学付属校(中大杉並、中大付属、法政大、日大付属など)の受験日でもあるので、受験者はそれぞれの志望高校に分散します。

 

塾高の試験会場は日吉です。知り合いの戦友たちも試験会場で大勢見かけたそうです。

 

 

2月12日 合格発表日

この日は3校の合格発表日でした。

10:00 慶應志木高等学校(二次)→合格

13:00 慶應義塾高等学校(一次)→合格

17:00 早稲田大学本庄高等学院→不合格

 

早稲田には縁がありませんでした。早慶高校受験も残すところ塾高(二次)のみとなりました。

 

 

2月13日 慶應義塾高等学校(二次)

この日はワタシが試験会場に送っていく事になりました。初めて慶應義塾大学、日吉キャンパスを訪れました。日吉駅から見事なイチョウ並木のなだらかな坂を上ると、目の前に真っ白で美しい記念館が見えてきます。右に進んだところに塾高があります。塾高前にはすでに一次を通過した受験生が列を作っていました。多くの父兄が子供が校内に入るまで道路傍で見守っています。

 

我が家にとっては最終戦です。慶應志木はすでに合格していたので息子くんは気が楽でしたが、ワタシの心身はボロボロでした。夜は眠れず、自律神経も狂って疲れ果てていました。子供の面接が終わるまで控え室で過ごしましたが、疲労困憊で、はやく受験が終わって欲しいと思っていました。

 

この日の面接も、5分程度であっさりと終わったそうです。志木と同じで、一次で合格ラインに達している子は数分で終わると思われます。

 

 

2月14日 慶應義塾高等学校 合格発表

合格発表は13:00です。息子くんは合格していました。これで我が家の高校受験は終わりました。嬉しかったのですが、すでに我が家はみんなボロボロに疲れ果てていました...。それからしばらく妻は毎晩、悪夢を見て、私は眠れぬ日々が続きました。なぜか合格しているという実感が湧かず、その後、少しずつ回復して、ああ、合格したんだな。終わったんだな。と感じるようになりました。