初めての吉田修一作品
評判通り どっぷりはまって一気に読んでしまいました
切なくて哀しくて読みながら涙読み終わったあとも涙
小説の世界から抜け出せないまま・・・
いったい誰が悪人だったのか?
加害者、被害者それぞれを取り巻く人々の描写が見事
「あんた大切な人はおるね?」
「その人の幸せな様子を思うだけで 自分がうれしくなってくるような
人たい。」
「・・・でもさ、どっちも被害者にはなれんたい。」
孫を思う祖母、娘を思う父、そして不器用過ぎる加害者が
大切な人の幸せを願って最後にとった行動・・・胸が熱くなりました。
妻夫木 聡・深津絵里で映画化されるらしいので 今から楽しみ
- 悪人(上) (朝日文庫)/吉田 修一
- ¥567
- Amazon.co.jp
- 悪人(下) (朝日文庫)/吉田 修一
- ¥567
- Amazon.co.jp