パット・マガー「四人の女」を読みました。


登場人物は5人だけ。
成功するためなら手段を選ばない狡猾で傲慢なラリー。
その元妻、現在の妻、愛人、婚約者。
この5人でパーティーを開くというクレージーな(笑)物語。
私だったら絶対行きたくないパーティーですね。


タイトルの通り、4人の女はそれぞれキャラが立っていて面白いです。
元妻→優しくて誠実
妻→絶世の美女
愛人→知性
婚約者→大企業の跡取り娘、金と名誉
よく「愛かお金か?」「性格か見た目か?」って二択はテーマになりますが、これはそれぞれが優しさ、美、知、名誉を象徴しているようですね。


物語は、誰かがアパートから転落死したところから始まります。
場面は変わり、ラリーは、招待した4人(全員出席とか皆さんメンタルすごいだな。)のうちの誰かを屋上から突き落として殺害しようと目論んでいるの様子…………


ひょんなことからそんなラリーの思わくに気づいた心優しい元妻は、ラリーが殺そうとしている人物を割り出し、助けようと決意。
パーティーが始まる中、それぞれの女とラリーの過去が明かされます。


読んでいる途中で結末はなんとなく読めました。
なのでミステリーとしてどうか?と言われるとまあまあ?と思うのですが、人間ドラマとして読むと一級品ですね。
ラリーはじめ、四人の女の人生、キャラが面白い。


結末は思った通りだったんですが、悲しみが残る終わり方ですね( ・∋・)
ラリーは、結局、虚栄心を満たすことができなかったんだなぁ……虚しいね
万人受けするかはさておき、私は好きな小説でした。