浅草秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」を読みましたニコニコ

本屋大賞にもノミネートされた心理ミステリーですね。私、こうゆう心理戦が好きなので、楽しく読むことができました!

就活中の六人の大学生。
彼らは、全員内定!もあり得る。グループディスカッションを最終専攻とすると人事から言われます。よいグループディスカッションにするため、交流を深める優秀な六人の大学生。
しかし、突然、選ばれるのは1人だけにすることにした、と人事から言われる。
その瞬間、仲間から、ライバルへと変わった六人。

というのが、あらすじです。
そのディスカッションで、六人の過去の悪事をバラす手紙が置かれていて…1人は、同級生をいじめで自殺に追い込んでいた。もう1人は、妊娠した恋人を半ば無理やり堕胎させた。またある1人は、詐欺グループの一員としてアルバイトをしており……もう1人、悪事として水商売のアルバイトがあげられていました。(個人的には、水商売のアルバイトは何が悪いの?いじめや詐欺とは全然違うやん…と思いますが。ムキー)

水商売意外はグズ!!と思いました。
頼れる優秀で個性的な五人が一枚の告発文書で、一気にグズにガラリと変わって見える。
いやー、人間分からないものですねぇ…

と読み進めていたのですが、終盤を読むとまた五人の印象が変わります。
いじめ、詐欺、堕胎させる…この一文だけ見ると、「ひどい」ですが、そこにいたるまでの事情を詳しく聞くと五人への印象が、今度は良い風に変わるのです。

よくニュースなどて、有名人Aが「不倫した」とか、有名人Bは性格が悪い、などの記事を目にします。そこで、過激な批判をしている人をよく見かけますが…
でも、私たちは有名人Aのことも有名人Bのことも、直接は何も知らない。
ただ、週刊誌やテレビの放送、その人が仕事で見せる顔しか知りません。
良くも悪くも、人間はいろんな顔があるはずです。その人たちにだって、表には出さないプライベートな面は絶対ある。
何も知らない私たちが過剰反応するのって、いやいやあなたその人の何を知ってるの?って思いますね…。

そんなことを考えた一冊でした。
話が二転三転して、おもしろく読めました。さすが本屋大賞にノミネートされるだけありますねウインク