ソン・ウォンピョン「三十の反撃」読みと終わりました。



私はソン・ウォンピョンさんの「アーモンド」とても好きだったので、期待して読みました!!

アーモンドもそうだったけど、翻訳された本なのに翻訳された本だと思えない。最初から日本語で書かれた本のように私は感じました。
訳者の方も上手なんでしょうし、言語も日本語とやっぱり少し似ているのかな?



読んでいて、学生時代の就活を思い出しました。
私は特に個性も飛び抜けた能力もない平々凡々な学生で、でも就活ではそんな自分を「有能で個性的な人間」だってアピールしないといけなかったんですよね。
それがしんどかったなーって気持ち。
朝井リョウさんの「何者」にそんな文章があって「それな!」と心の中で叫んでいました。(笑)
平凡の何が悪いんじゃー(o・`Д´・o)!!(笑)



共感したのは、職場の人と昼ごはんを食べるのが億劫でジョンジンさんって架空の友人を作り出すこと。職場の人たちの誘いを断る勇気はないけど、一緒に食べると気疲れして楽しくないし…そこで、架空の友達を作り出して1人で食事をするジへ。

中学生のときGARNET CROWというバンドが大好きでした。GARNET CROWのCall My Name って曲の「1人になることが怖いくせに、1人が一番落ち着いてた」って歌詞がぶっ刺さったんですよね~。まさにその通りで!!
中学生だった私は、みんなから嫌われてのけ者にされるのが怖くて、興味ない話題に興味あるふりをして、行きたくないのに一緒にトイレに行って.、愛想笑いして……1人になるのが怖いから、そうやって必死に取り繕っていた。でも、1人になると取り繕う必要がないから、とても心が落ち着いた。
あれ、私は何のためにあんなに必死で取り繕っているの!?って感じでしたよホント…。
……まあ、それとはまた違うんですが、そんなことを思い出したりもしました。


学生時代に自分をいじめ…というほどではないけど、「友達でしょ?」って言葉でいいように扱ってきた同級生との再会。
これも、主人公の気持ちが分かりまくりでした(;´д`)

私も会いたくない同級生たくさんいますもん!
そんな同級生と仕事で再会してその子は、自分より立場が上で、とか考えただけでブルーになります💦
でも、もし、その同級生が笑顔で「まさか昔のこと恨んでないよね?あの時はお互い子供だったしさ、こうしてまた会えて嬉しいよね!」なんて言ってきたら愛想笑いするんだろうな、私。
あー、情けないな、私!!( ̄▽ ̄;)

こうゆうのって、ゴンユン(加害者or利用してたサイド)は「若気の至り」とか思うのかもしれません。が、ジへ(被害者、利用されたサイド)からしたら、あの時はお互い子供だったしねニッコリなんて出来ませんよ、きっと(*`ω´*)
私なら出来ないです。
けど、相手にそう言われると、いつまでもこだわってる自分がちっぽけに思えて、さらに嫌になるだろーなー。
いやー、ほんと会わないように願います。(笑)


面白かったです。アーモンドは感動ですが、こちらはほろ苦い読後感でした。