ショコラ! 甘い匂いがするこのタイトルに惹かれて観た映画だった。
ったく、もう~、またしてもタイトルに惹かれて観たってワケ?と、言われそうだが、そのとおりである。
事前に、チラシとか読んでいないの?出演者とか予告とか観ていないの? と自問自答してみる。
確かに、予告を見たり、劇場用チラシや新聞・雑誌等の映画広告を読んだりすることはある。
しかし、幸か不幸か、そんなことは三歩も歩かないうちに忘れてしまっている。
このことは、私にとっては“幸”である。先入観を持たずに映像に没頭できるからね。
ま、いづれにしても、そのときの気分で映画を選んで観ている私なのだ。
というわけで、映画 「ショコラ」 のパンフレットである。(2001年5月29日鑑賞)
期せずして、ジュリエット・ビノシュ主演だった。映画 「ダメージ」を観てから、すでに8年過ぎているよ!
彼女のしたたかな演技を忘れ去れずにいた私だったが、これで、私の“ダメージ”もやっと癒された。
いや~、やさしい“母の眼差し”、村人を慈しむ眼差しのビノシュ、なかなかよかった。
そうそう、ジュディ・デンチ扮するアルマンドも忘れられない一人として追加しておこう。
ショコラを一粒つまめば、あなたも幸せ
この映画を見て、チョコレートが食べたくなったでしょう? (中略) だってこの映画の願いは、あなたがチョコレートを楽しむことなのだから。 (中略) 即ち、楽しむことを知れば人は幸せに生きられるということなのです。 人間の心の許容範囲は千差万別。それを計る物差しの形も様々です。でも一つだけ共通しているのは、自分が幸せなときは許容範囲が広がるということ。イライラしているときはちょっとしたことで腹が立つのに、気分が良いときは許して受け入れられる。こんなことは誰でも経験があるはずです。そして、許して受け入れた後は、自分がとても自由になったようで、さらに気分が良くなるはずです。 (中略) チョコを一粒食べて幸せになると、その一粒分だけ心のスペースが広がって、そこに新しい何かを受け入れられる。自分とは異なるものや他人に対して少しだけ寛容になれる。人間を変えていくのは、そんな小さくてささやかなものだという真実が、この物語の核なのです。(以下略) (パンフレット より)
と、映画評論家の森山京子さんが言っています。
あと一ヶ月足らずでバレンタインデーがやってきますね。
パンフレットに、『二人のためのミントチョコレート』 のレシピが載っていたのでご紹介しておきましょう。
おいしいミントチョコレートを作って愛しい人と幸せなひと時を・・・・
ついでに、いま食べはじめたチョコレートの画像もアップしておこうかな。