第四部 きりのなかで
今回のデートの場所はポロポロが丘。オオカミのガブとヤギのメイはいそいそと出かける。
夕霧が丘をおおいはじめていた。しかもガブ以外にもオオカミが来ていたのである。
ヤギと見ればとても残酷な食べ方をする凶暴なオオカミたちである。
太っておいしそうなヤギを見かけて仲間と一緒に探しているというのだ。
ガブにも探すように命令し、見つけたら合図しろと言い渡す。
霧とオオカミのガブのおかげで、何度も危険な目にあいながらも命拾いをしたヤギのメイ。
二人の運命はこの先どのようになるのか、第5部が楽しみのような怖いような・・・・・
どくしゃのみなさんへ
オオカミにとってヤギは、いつもたべてるごちそうだから、きみのすきな、いちごやバナナみたいなものかもしれないね。もしも、いちごやバナナとともだちなんだといったら、へんなやつだとおもわれるかも・・・・・・。 木村裕一
※ どくしゃのみなさんへから始まる文(青色部分)は、この本から転記しました。
カバーの表紙折り返し部分に記されています。