若い頃、特にルノワールに興味はありませんでした。
ピカソとかシャガールとかゴッホとか、強い感じの絵が好きでした。
でも年齢を重ねて何においても穏やかなものを求めるようになった今、絵に対しても同様柔らかく穏やかな感じのものに惹かれるようになりました。
今回ルノワールの展覧会を見たのは初めて。
ルノワールの絵を見て思ったのは、彼は幸せな人生を送ったのだろうということでした。
人を描くのが好きなルノワールは、人間の優しい表情をキャンパスに写し出しました。
こんな風に描いてもらえたら、絵のモデルもきっと嬉しいだろうなと思います。
そしてそんな父の背中を見て育った息子達にもとても良い影響を与えたに違いないでしょう。
今回、映画監督の次男の作品とのタイアップは、次男が父親から受けた大きな影響をよく表していました。
とっても素敵な企画だと私は思いました。
いつも大抵疲れて途中からすっ飛ばしたくなるのですが、見ていてこんなに穏やかな気持ちになる展覧会は初めてでした
開催場所:Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL: 03-3477-9413
開催期間:2008年2月2日(土)- 5月6日(火)開催期間中無休
開催時間:10:00~19:00 (毎週金・土曜日は21:00まで)
*4月26日(土) - 5月6日(火・祝)は、9:00~21:00
入館は各閉館の30分前まで